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沖田総司とスサノオの戦いがついに終結!についてこの記事をご覧いただきましてありがとうございます。
至神の至剣
前回、愛刀を失ったスサノオは、遂に剣士としての最高到達点になろうかと思われる『無装剣』に開眼しました!
無装剣は夢想の刃にて敵を斬るというトンデモ技であるわけですが、冒頭では武の道を志す者にとって、それが至高の理想だという事が語られています。
弓ならば弓でいる事なし、拳ならば拳で打つ事なし、剣ならば剣で斬る事なし…
武具なき無装にて敵を倒す…
それは人類の武の歴史と共にあり続けてきた究極の理想であり、これまでそれに至る者は確かに存在したようです。
スサノオはいつの頃か、鳥の姿となり、1人の老いた剣の達人が無装にて自分の数倍はある巨岩を両断しようとする場面を見ていたようです。
老剣士はおそらく、来る日も来る日も巨岩の前で夢想の刃を振るっていたのだと思いますが、巨岩は悠然と立ちはだかるのみ…
しかし、そんなある日、老剣士は遂にそれを実現し、見事に巨岩を両断して見せますが、その直後、老剣士の心臓は破れ絶命してしまいます。
人間としての限界を超えた為に肉体が技についていかずに壊れてしまったという事みたいですが、スサノオはそれを見ても尚、やはり老剣士が至った技に魅了されてしまったようですね…
それから幾星霜…
スサノオは遂に老剣士と同じ領域に到達し、しかも、まだその身体は生き続けていま。
脆弱な人間とは違う神の身体であるから持ち堪えているのか、あるいは、彼の身体も悲鳴をあげて軋んでいるのか…?
左半身が使い物にならなくなった沖田の眼前で夢想の刃を構えるスサノオの身体…その心臓はやはり悲鳴をあげ、スサノオはその肉体におそらく想像を絶する痛みを感じいるようです!
一見、スサノオが圧倒的有利に見える状況ですが、肉体に対するダメージは両者ともに大きく変わらないような状況…
しかし、そのギリギリを二人は喜び楽しんでいるようです!
スサノオは沖田に対して、このままずっと戦っていたいが、今にも命が砕け散ってしまいそうな感覚の中、そろそろ決着をつけねばならないという…
沖田はそれに応えてボロボロの肉体を精神力だけで動かして立ち上がる…!
一方、アレスは今見た無装剣が信じられないというリアクションを見せていますが、今回ばかりはヘルメスも同様みたいです。
ゼウスはもはや理屈で測れる領域を越えており、説明する事はできないが、確かなのは、スサノオは幾千年も愚直に素振りを続けてきた結果、ついに至神の領域に到達したという事だと語ります。
至神というのは、おそらく神の中でも一つの物事に対しては他の神々よりも遥かな高みに到達した神の中の神みたいな意味かと思いますが、かたや新撰組では東堂平助がボロボロの沖田をもう見ていられないと泣き始める…
しかし、近藤は誠の武士となった沖田が全てを出し尽くす戦いであり、仲間ならば最後まで見届けてやるもんだと平助を諭す…
平助の気持ちはわかりますが、ここに至って仲間の戦いを見届けられないなら、それこそ誠の武士とは呼べないと思いますし、どんな状況だろうと、まだ沖田は生きていて決着はついていないんですからね!
スサノオと沖田、二人はついに決着をつける為の最後の戦いを開始します!
スサノオは一撃必殺の大上段の構えをとり、その夢想の刃をを沖田に放つ!!
まだ翔べる!
二人は最後の戦いに突入しましたが、二人はこの出会いと最高の戦いに人生また神生最大の幸福を感じているようです。
少々気持ち悪いかも知れないですが、おそらくは恋愛感情に似ているのではないでしょうか?
二人は、お互いが愛おして堪らないというような精神状態なんじゃないかと思え、その一点については男女の恋愛感情よりも遥かに深いように感じられます。
願っても得難い何かを、願い以上の形で与えてくれる存在…
それが二人の関係性だと思えるのですが、それでも、その大恋愛にも終わりは来る…
沖田はやはり無装剣を止めることは出来ず、左から袈裟懸けの形で体内に直接斬撃を受けてしまう!
そのダメージは計り知れないものがあると思いますが、沖田は薄れゆく意識の中、やはり神様は強いし、もう自分も身体のどこも動かせない、本当に全部を出し尽くしたと思い、これでやっと誠の武士として散る事ができると視界が地面に近づきながらブラックアウトしそうになりますが、その時!
近藤をはじめとする新撰組の仲間達が沖田の名を叫び、その叫びが沖田の消えかけた意識…いや命を再び燃え上がらせる!
天然理心流の極意を体現する沖田は、その極意ゆえに命ある限り飛ばねばならない!
自由に羽ばたかねばならない!
まだ命が残っているなら、地に堕ちるのではなく、大空に羽ばたく!
それこそが誠の武士!
また、負けて良しではなく、誠の武士ならば必勝あるのみなんですよね!
命が残っている限りは負けていないのですし、仮に次の瞬間に命が尽きたとしても、一歩踏み出して前のめりで死ぬのが誠の武士!
沖田はこれまでの人生の走馬灯を見ながら、前の人生で出し尽くす事なく無念の中でも死んでいった悔しさも改めて思い出したのではないかと思いますが、自分はまだ翔べると奮い立ち、スサノオに対して真正面から必殺の三段突きの体勢で突っ込んでいきます!
これが自分の全てを出し尽くす本当に最後となる一撃!
その一撃で最愛の好敵手であるスサノオの命を砕くという気迫!
スサノオもそれを感じ、また、今の状況の中、まだ尚剣を振るのかと感じていますが、スサノオは沖田が病床でもイメージで剣を振り続けていた姿を直接見ていたわけですから、これこそが沖田総司だと改めて感じているとも思いますね!
しかし、スサノオはその沖田の最大最後の技も自分には届かないと再び大上段の構えから無装剣を振り下ろそうとしますが…
それに気づいた時、大上段の構えをとるスサノオには、沖田の技を防ぐ術が全く無かった…
沖田総司最大最後また最強の技の名は『天翔三段突』!!
第10回戦決着!
沖田の天翔三段突!!
それは夢想の刃で敵を斬るスサノオの無装剣に近い、飛ぶ斬撃!
沖田の三段突は直接スサノオに届いてはいないのですが、沖田はその斬撃を飛ばすという神業に、ここに来て開眼したわけです!
大上段の構えで全く防御できないスサノオの胴体には三つの穴が開き、沖田はスサノオの前に倒れ込み動けなくなる!
スサノオは翔べぬなら飛ばすか…と更に進化した沖田の技に笑みを見せますが、沖田はもう本当に全く動けない状態であり、そのまま無装剣を振り下ろせば自分の勝利という状況であり、スサノオは勝つ為に見えない夢想の刃を振り下ろそうとしますが…
その瞬間、おそらくスサノオの命が砕けてしまったのでしょう…
スサノオの身体からパキッという音が響き、無装剣を握る両手がガラスが割れるように砕けて崩れていきます!
それが全身に広がり始め、スサノオは最早自分が刀を振れない事を理解します。
スサノオはそれはちょっと寂しいなと笑いながら店を見上げて崩れていきますが、その表情には爽快感と満足感がありありと見てとれますね…
沖田は崩れゆくスサノオの姿をしっかりと見届けながら、涙ながらにスサノオに『ありがとうございました』と礼を述べる…
スサノオも沖田に礼を言っているだろうと思えますが、ここまでお互いをリスペクトする戦いはこれまで無かったですよね…
ラグナロクも戦いが進む度に神と人類はお互いを深く理解し始めているように感じられてならないですよね…
この二人の戦いはそれが顕著だったかと思いますが、そういう変化がラグナロクの結果にどのように繋がっていくのか興味津々です。
沖田も非常に危ない状態ですが、これまでの勝者は全て元気に復活していますし、大丈夫でしょう!
第10回戦、素戔嗚命VS沖田総司の試合時間は11分25秒、決まり手は天翔三段突で勝者は人類側・沖田総司という結果になりました!
この記事の紹介は以上になります。
最後までお読み頂き誠に有難うございました!