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呪術廻戦ネタバレ271話公式 | 呪術師の正体判明!宿儺の指が再登場!

呪術廻戦270話- yokanku.com

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の確定速報

  • 呪詛師討伐の手がかり

271話は、虎杖、伏黒、釘崎が依頼解決のために話し合うシーンから始まります。

釘崎が言うには、依頼人である女性には呪霊も呪いも取り憑いていないとのこと。

その上で、犯人は案外近くにいるのではないかと、釘崎は考えていました。

続けて虎杖が、「犯人は術式範囲内にいるってこと?」と聞くと、伏黒も「ありえるな」と言って、納得し始めます。

犯人の術式が隠密向きなのか、呪力の扱いが達者なのか、少し厄介な相手だと話す伏黒。

その上、依頼人と虎杖たちは繁華街の中心にいるため、死角が多すぎることから呪詛師を探し出すことは困難でした。

そこで虎杖は、依頼人の女性を周りに何もない平野まで連れて行くことを提案します。

  • 犯人の呪詛師を見つける名案とは

虎杖の提案に、伏黒は「犯人がそこまでノコノコと付いてくる馬鹿だったらいいんだけどな」と言って却下しました。

釘崎も、依頼人と彼氏の2人で旅行に行って貰えばいいんじゃないかと提案するも、犯人が遠隔で常に依頼人の位置を把握できる可能性があるため、この作戦もボツとなります。

なかなか名案が浮かばない3人。
すると釘崎は、「あれが使えると思う」と言って、外を指さします。

釘崎の案に納得したのか、3人はすぐさま作戦を実行します。

その作戦とは、依頼人と彼氏の2人がエレベーターで最上階へと一気に昇り、術式範囲から出てもらうというもの。

すると、依頼人から彼氏の顔が戻ったという電話がかかってきました。

それと同時に、「ズズズズ…」と、何か気配を感じ取った虎杖たち。
3人はすぐさま、感じ取った気配のする方へと向かいます。

  • 呪詛師を捕える虎杖たち

虎杖たち3人は呪詛師を見つけることに成功します。
すぐさま虎杖と釘崎は捕えようとするも、顔を変形させる術式で2人を困惑させる呪詛師。

「馬鹿め」と言って、その隙に逃げようとしますが、伏黒は油断せずに玉犬を発動したことで、呪詛師の捕獲に成功しました。
しかし、呪詛師のことを知っている人は依頼人を含め、誰もいませんでした。

すると呪詛師は、「このクソ女‼︎」「誰がそのバッグを買ったと思ってるんだ‼︎」と、依頼人の女性に対し、怒りを露わにします。

どうやら、依頼人の女性はホステスをしていたことがあり、呪詛師は客として、高い金を払って女性と何度も会っていたようです。

呪詛師の不合理とも言える恨みに、困惑する虎杖たち。
呪詛師はその後、警察に逮捕されるのでした。

  • 五条が虎杖に伝えた言葉

ここで、新宿決戦前の五条と虎杖の回想シーンが描かれます。

修行の休憩中、五条は、自分に何かあったとき、繋いでいって欲しい意志も夢もあると、虎杖に打ち明けていました。

続けて、今の僕が終わりだとして皆大人になる時がくるわけじゃん」「なら一人くらい僕のことを忘れて、僕とは全く違う強さを持つ人間がいた方がいい」と、話す五条。

五条のらしくない発言に虎杖は、「忘れるわけないじゃん」と言った上で、「弱気じゃない?そんなんで大丈夫?」と心配します。

すると五条は「若いねぇ」と笑いながら、「これ以上ない強気だよ」と答えました。
その後、「期待してるよ 悠仁」と虎杖に伝え、回想シーンば終わるのでした。

この一連のやりとりが、268話での手紙の代わりに、虎杖が五条から直接聞いたメッセージだったのかもしれませんね。

  • 呪詛師を捕獲し事件解決

ここで、話は現在に戻ります。

警察の車に乗せられた呪詛師。
虎杖は最後に、「あなたは失敗を認めた」少し反省して、今度は俺たちを助けてくれ」と言葉を伝え、笑顔で見送るのでした。

こうして事件を解決した虎杖たち。
ここで場面は変わり、宿儺と真人の会話が描かれます。

真人はどうやら死後もなお、宿儺の魂に干渉し、会話をしているようです。
真人が再び宿儺に干渉したのは、宿儺が自分を迫害した人間に対して恨みをもっていたことを直接確かめるためでした。

  • 明かされる宿儺の過去

真人の問いに対し、「俺は俺なりのやり方で生きてきた」と話す宿儺。
とはいえ、真人の読みは当たっており、宿儺は呪いを抑えられなかったことを明かします。

続けて、自分には2つの進むべき道があったと話す宿儺。
そう話す宿儺の背後には、裏梅に似た人物と、平安時代で何らかの関係があったと思われる巫女が描かれています。

「次の機会があれば、別の道を歩むのも良いかもしれない」と、宿儺は裏梅に似た女性の肩に手を添えながら、話します。

宿儺の言葉に対し、「それはあまりに退屈だ‼︎」「丸くなりやがって、クソが ‼︎」と、怒りを露わにする真人。

「確かに」「結局、俺たちは負けた」と言い残し、宿儺はその場を去っていきます。

「なんだこれ、俺だけが子供みたいに拗ねてるのか⁉︎」と言って、真人はただ一人、地団駄を踏むのでした。

  • 笑顔を浮かべる虎杖たち

ここで話は現在に戻ります。

事件を解決し、笑顔を浮かべる虎杖たちや、街中を歩く乙骨、真希、パンダ、秤たちの様子が描かれました。

ここで場面は変わり、自然の中にポツンと設置されている百葉箱が描かれます。

次のシーンで、小さな木箱の中に置かれている宿儺の指が描かれ、271話は終了。

高専によって管理されていたはずの最後の宿儺の指。
なぜ百葉箱の中に、宿儺の指があるのでしょうか?

  • まとめ

271話では、虎杖、伏黒、釘崎が事件の犯人である呪詛師を見つけて討伐するまでのシーンが描かれました。

今回の271話で突如描かれた呪詛師討伐。

事件も無事解決し、虎杖、伏黒、釘崎は最終的に生存し、笑顔を見せて作品に幕を閉じる結果となりました。

この結末は、「多くの人が納得できるような最終回を鋭意作成中です」と明かした芥見先生の言葉に、相応しい終わり方だったと言えるのではないでしょうか。

また、ラストシーンに描かれた宿儺の指。
1話と同じ構図となっていますが、このシーンにはどのような意味があるのか、気になるところですね。

今回の271話をもって完結した呪術廻戦。
芥見先生の次回作にも期待ですね!

呪術廻戦ネタバレ最新話271話の考察

死滅回遊をどのようにして終わらせたのか?

270話では、死滅回遊が機能しなくなったことが明らかになりました。

死滅回遊を終了させるまでの過程がほとんど描かれませんでしたが、高専はどのようにして、死滅回遊を終わらせたのでしょうか。
結論から言うと、楽巌寺が天元の結界である浄界を破壊したことが考えられます。

羂索は220話で、死滅回遊を始める際、浄界を破壊することで、死滅回遊を強制終了させる術を持っていたことを明かしていました。

そして270話では、楽巌寺が飛騨霊山浄界の中へと入っていくシーンが描かれています。
楽巌寺が浄界に入ったのは、浄界を破壊するためだったのではないでしょうか。

しかし、浄界を破壊するということは、呪霊の発生をさらに促進させることになるということ。
これにより、1000年前の呪術全盛と言われた時代にまで戻し、世界を混沌に陥れる危険がありました。

これを防ぐ方法として楽巌寺が考えついたのが、270話で言及された、宿儺の残骸を天元の結界の代わりに使用することだったのではないかと考えられます。

まとめると、楽巌寺が飛騨霊山浄界を破壊したことで死滅回遊は終了を迎え、浄界の破壊による呪霊の大量発生を宿儺の残骸で防いだのではないでしょうか。

呪霊が存在しない世界が誕生する?

270話では、呪霊の存在を「東京にしか発生しないモノ」として公表したと、真希が話していました。

呪霊の存在をに公表したことで、今後、呪霊を発生させない方法が研究されるのかもしれません。

77話にて九十九つくもは、非術師に呪力を制御させる、もしくはすべての人類から呪力を完全に無くす方法がないか、探していました。
というのも、呪霊は非術師から漏出した呪力が集まって生まれるものであるからです。

九十九が提唱していた2つの方法のうち、現時点で実現できる可能性があるものは、非術師に呪力を制御させる方法だと言えます。

なぜなら、呪霊の存在が世間に公表されたということは、呪霊の発生源である呪力の概念などといった、呪術に関する情報も後に公表される可能性が高いためです。

呪霊の存在を「東京にしか発生しないモノ」として、東京を不可侵領域としている状況。
日本の首都を立入禁止とする現状を、いつまでも放置することはできないでしょう。

そこで高専が、呪術に関する情報を世間に公表すれば、多くの人間が呪力の制御を行う方法の研究が、広く行われることになる可能性は十分に考えられるでしょう。

この研究で多くの非術師が呪力を制御できるようになれば、発生する呪霊の数が激減することになります。
このことからも、今後、非術師が呪力を制御する方法の解明が本格的に行われ、発生する呪霊が激減、もしくは絶滅する展開になるのではないのでしょうか。

虎杖が5人目の特級術師になる?

269話では、虎杖たち高専術師が宿儺との戦いについて振り返っていました。
鹿紫雲かしもの死亡から、最後まで宿儺と戦い続けた虎杖。

今回の269話では特に言及されませんでしたが、今後、虎杖が5人目の特級術師に認定される展開はあるのでしょうか。
結論から言うと、現在の虎杖が特級術師になる可能性は低いのではないかと考えられます。

特級術師に認定される条件は明確には明かされていませんが、203話で羂索が”術師の特級が意味すること”について、言及していました。
それは、「単独での国家転覆が可能であること」です。

4人の特級術師を見てみると、単独での国家転覆が可能だと言える要素は、次のように考えられます。

  • 五条:最小限の呪力消費と無下限呪術
  • 夏油(羂索);呪霊操術で取り込んだ大量の呪霊
  • 九十九:星の怒りボンバイエによるブラックホール
  • 乙骨:五条をも超える呪力量とリカ

一方、虎杖が宿儺との戦うまでの準備期間や、戦いの中で習得した術式や能力は、次のとおりです。

  • 反転術式
  • 呪力を血液に変える力
  • 何度も黒閃を出す
  • 御厨子
  • 赤血操術
  • シン・陰流「簡易領域」
  • 領域展開(不完全)

虎杖は、強力な術式である御厨子や赤血操術を習得し、最小限の呪力消費で反転術式を行うことができるようになりました。

対人戦では1級術師トップクラスと言えるものの、宿儺のように広範囲の領域展開はできないことや、反転術式以外の呪力消費の節約ができません。

このことを考慮すると、虎杖一人に広範囲に影響を及ぼせるほどの力がないと考えられることから、国家転覆が可能とは言えないと考えられます。
そのため、虎杖が特級術師に認定されることは、難しいのではないでしょうか。

宿儺や羂索の過去は明かされるのか?

269話まで描かれ、完結まで残り2話となった呪術廻戦。
その中で未だ描かれていないのは、宿儺や羂索たちの過去です。

果たして、宿儺や羂索たちの過去が明かされることはあるのでしょうか。
結論から言うと、その能性は十分に考えられるでしょう。

宿儺や羂索の過去を知る可能性が高い人物として、次の人物が挙げられます。
その人物とは、来栖華に受肉している天使です。

天使は死滅回遊をきっかけに、羂索との契約に合意したことで受肉した、1000年前の術師。
そして来栖くるすに受肉してからの最大の目的は、”堕天”である宿儺を殺すことでした。

天使がなぜ宿儺を堕天と呼ぶのかについて、未だ明かされていません。

新宿決戦が終わり、さまざまな伏線が回収されている今、宿儺を堕天と呼ぶ理由と共に、宿儺や羂索たちの過去が天使の口から明かされるのではないでしょうか。

また、264話で来栖は東堂に庇われながら宿儺の黒閃を喰らい、殴り飛ばされていましたが、269話にて東堂が登場しました。
このことから、来栖も生存している可能性は非常に高いと言えるでしょう。

以上より、次回以降、宿儺や羂索が生きていた平安時代の過去や、宿儺が堕天と呼ぶ理由が明かされるのではないでしょうか。

五条が虎杖に期待したこととは

271話には、五条が虎杖に「期待しているよ」と言葉をかける場面がありました。
前後の会話から、「五条とはまったく違った強さを持つ人間」になることを虎杖に期待しているらしいことが読み取れます。

では、「五条とはまったく違う強さ」とは具体的にどういうものなのでしょうか。

ヒントになるのは、最後に出てきた宿儺の指です。
共振によって、他の指が崩壊すれば最後の1本も失われるはずのものでしたよね?

しかし実際は1本の指が残り、どこかの学校の百葉箱に安置されたらしいことが描かれています。
このような結末になったことには、虎杖が影響しているのではないでしょうか。

虎杖は宿儺に、「誰かを呪うんじゃなく誰かと生きるために」「もう一度やってみよう」と声をかけていました。
宿儺と虎杖のどちらかだけが生き残るのではなく、両方が生きる道を提示していたと捉えられる発言です。

この視点は、五条と宿儺の戦いでは見られなかったものです。
五条の戦いは常に「どちらが勝つか」というものであり、現に五条は宿儺に敗れてこの世を去っています。

「どちらか一方しか生き残れない強さ」が「五条の強さ」だったと考えることができる結果が出ているわけですね。

対する虎杖は、「どちらか」ではなく「両方が生き残ることができる強さ」を宿儺に対して示したことになります。

そんな虎杖の強さが宿儺の指を現世にとどめたということなのでしょう。

そして虎杖はこの結末に辿り着いたことで、五条の期待に応えたということになると考えられます。

家入が煙草を捨てた理由とは

270話の冒頭は、伏黒と家入の墓参りのシーンになっていました。
その最後に、家入が煙草を捨てる様子が描写されています。

この描写には、2つの意味が込められていると考えられます。

1つめは、家入がストレスから解放されたという理由です。
これまで家入には、多忙になりストレスが多くなると煙草の本数が増えている様子が描かれてきました。

その煙草を捨てたということは、ストレスの原因となるものが去ったことを意味すると考えられます。
渋谷事変から始まった一連のゴタゴタに決着がついたことの象徴ということですね。

もうひとつは、家入が自身の青春と決別したことを意味するという理由です。
家入の喫煙歴は長く、高校のころから彼女は煙草を吸っていましたよね。

一時期禁煙したものの、渋谷事変で喫煙を再開。
その後も、家入が煙草を吸っている描写は何度か登場しています。

そして、渋谷事変から死滅回游までの流れは、夏油関連で五条の身にゴタゴタが発生した時期とも言えます。
家入の青春時代に大きくかかわった人物に関連する流れの中で、家入の喫煙描写がたびたび登場していたことになるわけです。

しかし、新宿決戦の終結で死滅回游も区切りとなりました。
家入はその中で、夏油とも五条とも完全に決別した形になっています。

青春時代の象徴でもあった煙草との決別は、五条や夏油と完全に決別した家入自身を表現していると考えられます。

虎杖関連の考察

宿儺の斬撃が虎杖の致命傷にならないのはなぜ?

257話では、虎杖の防御力が格段に向上していて、宿儺の打撃と斬撃を混ぜた術にも、ものともしませんでした。

虎杖はなぜ、宿儺の攻撃が虎杖の致命傷にならないのでしょうか。
もちろん、虎杖が強靭性に優れているというのもありますが、宿儺の魂の一部が虎杖に宿っているためである可能性があります。

257話で虎杖の父、仁には宿儺の片割れの魂が宿っていたことが判明しました。
このことから、息子である悠仁にも宿儺の魂の一部が宿っている可能性は高いです。

実際、虎杖は威力は劣るものの、宿儺の術式である「御厨子」を使用できている点でも、宿儺の片割れの魂の一部が宿っていると見ることができるでしょう。

ここで、五条と宿儺の戦いを振り返ると、五条は235話で宿儺に対し、自らを巻き込んで虚式「むらさき」を炸裂させていました。

この時、五条は茈の爆心地にいたものの、宿儺と比べても軽傷で済んでいます。
このシーンからも分かるように、自身が使用できる術式を術者が喰らった場合、従来のダメージよりも軽減される可能性が高いです。

それと同様に、虎杖も御厨子を使用できるため、宿儺の斬撃のダメージが大きく軽減されているのではないでしょうか。

以上より、宿儺の斬撃が虎杖の致命傷にはならず、虎杖が怯むことなく攻撃できている理由にも関わっている可能性があります。
今後、虎杖が宿儺にとって。生涯初の天敵となるのかもしれませんね。

虎杖の祖父はすべてを知っていた?

257話で、虎杖の父親は宿儺の双子の片割れの生まれ変わりであることが判明しました。
虎杖の出生についての情報が開示されたわけですが、気になるものが虎杖の祖父の発言にありました。

「オマエが子供を欲しがっていたことも、香織との間にそれが叶わなかったことも知ってる」
「だが香織が死んだのは、」

虎杖の父・仁に向けて言われていたこのセリフです。
ここからは、次のような時系列を推測することができます。

  • 虎杖香織の死亡
  • 羂索が虎杖香織の肉体を乗っ取る
  • 羂索と虎杖仁が取引または契約を交わして虎杖悠仁が生まれる

もちろん、複雑な計画の全容を知らされていたという断言はできません。
しかし、ある程度の事情は父親の方も承知の上で、虎杖悠仁は生まれてきた可能性があると考えられます。

そうなると、祖父も同じ程度の事情は把握していたのではないでしょうか

生前の祖父が虎杖に伝えようとしていたことは、そういった虎杖の出生に関わる事情だったのかもしれません。

虎杖は黒閃を狙って出すことができる?

256話では、虎杖が宿儺との戦いが始まってから1回目となる黒閃を出していました。

過去の戦いを見ると、虎杖は他の術師よりも、黒閃を高確率で出すことができる力を持っているのではないでしょうか。

虎杖は花御戦で、初めての黒閃を出したにも関わらず、そのまま4回連続で黒閃を発動しています。

また、後に起こった渋谷事変での真人戦では、虎杖は1回目の黒閃を発動した後、東堂の助けもあって2回目の黒閃を発動させ、真人を追い詰めていました。

このように、虎杖は一度黒閃を出すことに成功した後、立て続けに黒閃を出すことが多い術師ことがわかります。

また、257話にて登場するフレーズである「黒閃の予感」ですが、作中では虎杖のみにしか言及されていません。
このことから、作者は虎杖と黒閃に何らかの繋がりがあることを匂わせているのではないかと考えられます。

さらに、257話冒頭の五条による黒閃の説明も、虎杖と宿儺が黒閃を出した回で描かれた点で、少々意味深です。

五条の説明を元にまとめると、虎杖は他の術師に比べて、周りの環境や拳に纏わせる呪力のコントロールに長けているのではないでしょうか。
その結果、黒閃を立て続けに出すことができる可能性があります。

今後、虎杖が七海の連続記録を塗り替えるほどの黒閃を、宿儺に喰らわせる展開になるのかもしれませんね。

五条関連の考察

五条の黒閃連続記録

256話の冒頭で、五条が黒閃について説明していました。
五条ほどの高い実力の持ち主でも、黒閃を狙って出すことは難しいという話でしたね。

そのため、連続記録保持者は七海だと五条は言っていました。
では実際、五条の黒閃連続記録はどのくらいなのでしょうか。

「狙って出すのが難しい」ことのほかに、戦いが長引かないということも五条は理由にしていました。

そんな五条がかなりの長時間戦った相手が宿儺です。
4月4日に発売された単行本最新刊をもとに、五条が黒閃を何回打ったか確認してみました。

わかりやすかったのは第232話、宿儺に向けて放った一発です。
実はそのあと、第234話でも嵌合獣・顎吐に向けて一発放っていました。

五条の人生で、宿儺と同レベル以上に五条と戦うことができた人物はいないはずです。

なので五条の黒閃の連続記録は、新宿決戦で見せた「2回」だと考えられます。

宿儺が2種類の術式を使用できる理由は?

258話では、宿儺がフーガを使用していました。
本来、術師は生得領域を一つしか持たないため、術式も1種類しか使用できません。

ところが、宿儺は使用できなくなった十種影法術を除けば、「御厨子」と「開」の2種類の術式を使用しています。
なぜ宿儺は術式を複数扱えるのでしょうか。

それは、宿儺が先天的に「開」の生得領域を持っていて、「御厨子」は宿儺の片割れを食ったことで後天的に使えるようになったからである可能性があります。

宿儺のように、胎児を食ったことで、その胎児の術式が使用できるようになった事例は、他にも描かれていました。
257話で虎杖は、呪胎九相図を取り込んだことによって、赤血操術を使用できるようになったことが判明しています。

呪胎九相図とは、人間と呪霊によって生まれた胎児の亡骸であるため、虎杖は呪力を宿した胎児を食べたことになります。

片割れの魂が虎杖仁に宿ったことで、息子の悠仁は「御厨子」を使用できることから、宿儺の片割れには呪力が宿っていたと言えるでしょう。
宿儺は呪力が宿った片割れを食べたことで、後天的に「御厨子」を使用できるようになったのではないでしょうか。

まとめると、宿儺は先天的に「開」を使用できるポテンシャルを持っていたものの、「御厨子」は片割れを食べたことによって、後天的に能力を手に入れたのではないでしょうか。

宿儺が負った使命とは?

253話で、宿儺は真希に「俺に使命を背負わせた奴」と言っていました。
このとき宿儺は、何かの使命感を持って真希と向かい合っていたことを意味する発言です。

では、その使命感とは何なのでしょうか。

直前で宿儺は真希に、「磨き上げるのに値するのは呪術か肉体か」という問いを投げかけていました。

呪力を持たない真希は、「肉体を磨き上げた者」と言えます。
対する宿儺は、「呪いの王」と呼ばれる存在。
つまり「呪術を磨き上げた者」です。

このように整理してみると宿儺は、「呪術を磨き上げた自分自身」を肯定するために真希を倒そうとしていたと考えられます。

宿儺が背負った使命とは、「自分自身を肯定すること」だったと言えるでしょう。

宿儺が虎杖に対し「お前はつまらん」という理由は?

247話では、宿儺が虎杖に対し、「お前はつまらん」と話していました。

宿儺が虎杖をつまらないというのは、虎杖が正面から正々堂々と戦おうとしないからではないでしょうか。

なぜなら、過去に「つまらん」と発言したシーンを見ると、虎杖が姑息な手段を使って宿儺と戦っていることがわかるためです。

作中で、宿儺が虎杖を「つまらん」と言った回数は、今回を含めて3回です。

1度目は、虎杖の死亡後、11話で宿儺の生得領域内で宿儺と虎杖が戦った時です。
宿儺に殴りかかるように見せて、騙すような形で地面を叩くことで足場を崩そうとした際に、「お前はつまらんな」と話していました。

2度目は215話で、伏黒に受肉した直後に戦うシーンです。
この場面で虎杖は、フェンスで宿儺の身柄を拘束しようとしたために、「お前は本当につまらんな」と言われてしまいます。

そして247話では、日車との一騎打ちの間に虎杖が突然割り込み、宿儺に殴りかかろうとした際に、再び宿儺は「お前はつまらん」と虎杖に話していました。

このように、虎杖が相手の隙を突いたり、相手の思考の裏をかこうとした際に、宿儺は「つまらん」と話していることがわかります。

つまり、宿儺が虎杖に対して「つまらん」と言うのは、虎杖が正面から戦わず、姑息な手段で攻撃をしようとするためではないでしょうか

そして、247話のラストシーンでは、虎杖が宿儺の隙を突いて背後から処刑人の剣で攻撃しようとしています。
もし今回の考察通りにいくならば、248話でも再び、宿儺が虎杖に対し、「つまらん」と言うのかもしれませんね。

”愛”を超えた先にいる存在「両面宿儺」

237話〜238話で、両面宿儺VS鹿紫雲の最中、2人は愛(慈愛)について語り合っていました。
237話では鹿紫雲からの「弱さを知らずに どうやって他人と関わる どう他者を慈しむ」という質問に対し、「贅沢者め」と呆れている両面宿儺の様子が描かれていましたよね。

その後「教えてやる」と明言していることから、両面宿儺は愛(慈愛)を知っている、もしくは持論があることが明らかとなりました。

その内容は238話で詳細に語られています。
以下でその詳細を振り返りましょう。

  • 「強い」という理由だけで多くの猛者が鹿紫雲に挑んで散っていった
  • 挑むという行為は「強いという理由だけで愛され、多くの猛者が鹿紫雲に愛を感じていた」決定的な証拠となる
  • それを返り討ちにした鹿紫雲の行動こそが、他でもない「慈愛」である
  • それでもなお「愛とは何か?」を宿儺に問うこと自体、鹿紫雲が贅沢者であることを示唆している
  • 両面宿儺はこれらを理解した上で「愛は下らないもの」と感じている

遡ること8話、230話の最後では「絶対的な強者 それ故の孤独 あなたに愛を 教えるのは」という言葉と共に、五条と宿儺の顔がクローズアップされていました。

これは宿儺VSよろず戦での万の発言に基づいたもので、万は「宿儺に愛を教えるのは私」と言い張っていました。

この主張は宿儺が「五条によって愛を知る」ことの伏線かと思われましたが、両面宿儺はすでに愛を知っており、むしろ五条に愛を説く立場だったことが238話で明らかになったといえます。

そして「絶対的な強者 それ故の孤独 あなたに愛を 教えるのは」とは、「”現代最強”であった五条に愛を教える存在こそが宿儺」という意味だったことも同時に明らかになりました。

宿儺は平安の世においても「呪いの王」として君臨。周りには宿儺に匹敵する実力を持った呪術師がいませんでした。

だからこそ、宿儺が本気で戦える五条は「愛を教える存在」であり、それを噛み締めた宿儺の喜びの表情が230話でクローズアップされた、と考えられていましたよね。

しかし、あの時の宿儺の表情は愛が何かを知った喜びの表情ではなく、ただ宿儺が「面白い」と感じただけであったことが238話で判明しました。

「愛などくだらん」

このように吐き捨てる宿儺。

一方で、五条は「愛ほど歪んだ呪いはないよ」と乙骨に説いていました。

五条の死後、この「愛」に対する伏線が回収され、「宿儺が愛に破れる」という展開もかなり面白いですね。

来栖・ミゲル関連の考察

線の動きと点の動き

255話の五条のセリフに気になるものがありました。
「術式なし・呪力強化ありで僕とミゲルが身体能力を競ったら、線の動きなら勝てるけど 点の動きではたぶん負ける」

この「線の動き」「点の動き」とはどういう意味なのでしょうか。

「線」は点がつながってできるものですから、戦闘における「一連の動き」を意味するものと思われます。
「点」はひとつひとつがつながって線を作るものなので、「個々の動作」を意味すると考えられます。

この解釈を元に五条のセリフを言い換えると、このようなものになるのでしょう。

「呪力操作を含めた一連の動きの流れ全般なら五条が勝つけれど、個々の動作ではミゲルが勝つ」

呪力で身体を強化するということは、体の全体に過不足なく呪力をいきわたらせる必要があるはずです。
ロスも過不足もなく全身に呪力を回すという操作の精度は、五条の方が上ということですね。

一方のミゲルは、個別の動きなら五条を上回るということです。
「呪力で強化した打撃」とか「呪力で強化した防御」といった単発の威力だけなら五条以上なのでしょう。
255話でも、「宿儺の攻撃を止める」「宿儺の急所を攻撃する」などの動作はそれぞれしっかり描写されていました。

ただ、「五条を上回る力がある」ことと、「だから宿儺を倒せる」はイコールにはならないでしょう。
おそらく宿儺は、「ミゲル並みの点の動き」と「五条並みの線の動き」ができるはずです。

「点の動きなら五条以上」だけのミゲル単独では、宿儺を倒しきるのは難しいでしょう。

ミゲルは宿儺の黒閃の威力を無効化できる?

255話では、ミゲルの術式が判明し、呪力を退けるだけでなく、身体能力を強化向上させることができることがわかりました。

「身体能力を強化向上させる能力」という部分に注目しがちですが、「呪力を退けることができる能力」も実はとても強力であると言えるかもしれません。

なぜなら、宿儺の黒閃の威力を無効化することができる可能性が高いためです。

漫画48話で、黒閃は「打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した瞬間に、空間が歪んで呪力が黒く光る現象のこと」と説明されていました。

この説明からもわかるように、黒閃は呪力を打撃に纏わせることなしでは成り立たない技であることがわかります。

つまり、黒閃を含むミゲルに与えられる打撃は全て、天与呪縛によって呪力を持たない真希のような純粋な打撃になると考えられるでしょう。

このことから、宿儺はミゲル戦で呪力なしの体術戦、もしくは術式での戦いを強いられるのではないでしょうか。

また、読者の中には術式は無効化できないのかと考える方もいるかもしれません。

確かに、術式は呪力を生得領域に流すことによって発動するものであるため、術式を無効化できる可能性も否定できません。

しかし、ミゲルが宿儺戦に参加する条件として、宿儺の領域展開を封じることを課していました。

領域展開も術式によって成り立つものであり、ミゲルは宿儺の領域展開を恐れていることから、術式を無効化することはできないのではないでしょうか。

まとめると、ミゲルは自身の術式「祈祷の歌ハクチ・ラーナ」によって、術師最強である宿儺の黒閃を無効化できる可能性があります。

255話の最後では、宿儺が2度目の黒閃を発動していました。
今後、ミゲルが宿儺の3度目の黒閃に難なく耐えるシーンが描かれるかもしれませんね。

高羽・日車関連の考察

高羽は術式が使えず、呪術界を引退する⁉︎

243話では、夢の舞台での漫才が終わった途端、高羽は白装束の服装で、仰向けで倒れていました。
最高の相方である羂索が首を斬られた時でさえ、彼は微動だにしません。

それほどまでお笑いの欲求が満たされた高羽は、これを機に呪術界を引退するのではないでしょうか。
なぜなら、高羽との戦闘中に羂索は、高羽のお笑いの欲求を満たさぬ限り、戦いが終わらないと推測していたためです。

例えば、食欲が満たされれば、それ以上食べ物を必要とはしませんよね。
それと同様に、お笑いへの欲求が満たされれば、それ以上周りからウケようとは思わないでしょう。

そして現在、夢の舞台で笑いを掻っ攫ったことで、高羽のお笑いへの欲求は満たされています。
それゆえ、「自分がウケると思った想像が現実化する」高羽の能力は、しばらくの間使えないでしょう。

また、宿儺との最終決戦も同時刻に行われているため、この先高羽が再びお笑いへの欲求を持ったとしても、その時にはもうすべての戦いが終結している可能性があります。

このことから、高羽は今後の物語で戦うことはなく、呪術界を引退することになるのかもしれません。

日車が虎杖に処刑人の剣を渡すことができた理由

247話では、日車が処刑人の剣を虎杖に渡していました。

日車が虎杖に処刑人の剣を渡すことができたのは、日車が反転術式の使用を封じるという縛りを、自身に課したからではないでしょうか。
なぜなら、術式を他人に譲渡することは前例がなく、呪術界ではイレギュラーである可能性が高いためです。

術式は本来、術師の生得領域なしには成り立たないものであるため、他人に術式を譲渡することは本来できないはずです。
しかし、それを可能にし得る唯一の方法が、作中にはあります。

それは、術師本人に何らかの縛りを課すことです。

実際に、宿儺は領域展開の際、閉じない領域を使用することで相手に逃げ場を与える代わりに、広範囲にまで領域を広げるという、縛りを応用した戦法を利用していました。

本人の術師としての才能が必要にはなるものの、宿儺のように呪術界では非現実的な手法や戦法は可能であることがわかります。

日車は、五条悟にも並ぶ術師としての才能があるため、縛りを使用することで術式を他人に譲渡することができる可能性は十分に考えられます。

では、仮に縛りを課したとして、何を対価に処刑人の剣を虎杖に渡したのでしょうか。
それは、反転術式の使用を禁ずることだと考えられます。

日車は247話で、反転術式を使用することができるようになりました。
反転術式は術者の脳が破壊されない限り、使用することができます。

つまり、日車は宿儺に腹を切られたものの、反転術式を使用すれば回復することができるはずです。

しかし、日車は自らを回復することなく、虎杖に処刑人の剣を託したことや、虎杖に「それでいい」と呪いの言葉のようなものを残して倒れてました。
このことから、日車はおそらく、ここで死亡することになるでしょう。

今回の日車の行動は、反転術式を使って自身のダメージを回復することよりも、虎杖に処刑人の剣を託すことを選んだように見て取れます。

自身よりも術師としての経験がある虎杖に処刑人の剣を託すことで、少しでも勝率を上げようと、日車は考えたのではないでしょうか。

まとめると、日車が虎杖に処刑人の剣を手にすることができたのは、反転術式による回復を封じるという縛りを設けたことでできたためである可能性があります。

今後、虎杖と日車の、宿儺を倒す作戦の全貌が明かされることになるでしょう。

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