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キングダム811話【公式】についてこの記事をご覧いただきましてありがとうございます。
信が嬴政の代わりに中華統一の意味を語る?騰がいう理想郷とは?
食事会の理由と温形の凶行の理由は?
信は南陽の民を知る為に食事会を開いたわけですが、何を知りたいと言えば、やはり民の本音でしょうね…
騰の方針の効果で南陽の民は秦軍に好意的な態度で接していましたが、南陽の民は秦軍を信頼しているわけではなく、いつ自分達が略奪されたり命を奪われたりするか分からないという極限状態の中、秦軍の対応に合わせているだけだったというのは第810話の内容から感じられました…
南陽の民は平和な日常を破壊した秦軍を恐れ、憎み、恨んでいる…
信はその本音と向き合う為に食事会を開いたのではないかと思いますし、温形達は信の望みに応えるかのように、それを現した…
温形はおそらく、どこかの戦で秦軍に大切な存在を奪われているか、あるいは、秦軍がやってくる前に大切な存在がその恐怖から自殺したりとか、または、温形より先に刃物を取り出した若者を庇う為だったかも知れないですが…
そういう風に秦によって大切な存在を奪われているのではないかと思います…
少なくとも秦の侵略によって平和な日常を破壊されているわけですから、それだけで信に刃物を向ける理由にはなっているはず…
しかし、温形の行動が南陽の民全体の運命を左右するような事態になろう可能性を考えないような人物だとは思い難く、あの凶行は彼にとっては大きな感情や事情があるものと思われますし、やはり南陽の民の民意の現れだと思いますね…
温形は信に刃物を向けたわけですから間違いだとは言えず、信も何も無かったと誤魔化す事などしないでしょう…
事件はあったものとして、信はこれに真正面から向き合わねばならない…
個人的に、信は嬴政の代わりに南陽の民に嬴政の理想を語って聞かせるのではないかと思っています。
これまで戦場で多くの人間の様々な思想や生き死にを具に見てきた今の信なら、それをしっかりと語る事ができるのではないでしょうか?
キングダム811話【公式】|嬴政の代わりに中華統一の意味を語る?
嬴政の代わりに中華統一の意味を語る?
信は嬴政とは親友であり、嬴政が中華統一を目指す意味を直接聞いていますよね…
信は嬴政を信じ、その剣になると誓い、これまで命懸けで戦ってきましたし、様々な世界観や思想も学んできた…
今回は自分も既に一般人からすれば恐怖の対象になるくらいの存在に成長している事も学んだわけですが、それらをひっくるめて、信は民衆に秦が中華統一を目指す意味くらいはしっかり語れないといけないと思います。
信は自分達が侵略者だというのは分かっているし、侵略という事がどういう事であるのかも今は理解できているでしょう…
嬴政の理想は戦国乱世の終結にあり、平和な世の中を作る為に国をあげて中華統一という大事業に臨んでいる…
それは、韓の民にとって力づくで韓という国が消滅させられるという事に変わりはないかも知れないが、中華統一が成れば、少なくとも今、温形が信に向ける憎しみ恨みは今後生まれてくる可能性は低くなりますよね…
侵略者である秦が騰が考えるように侵略した各地で反乱を起こさないようにする為には、秦の中華統一の意味を理解してもらい、それに協力してもらえるようになるのが一番理想的…!
騰が南陽をそのモデルケースにする為に信また飛信隊の力が必要だと感じているのは、やはり彼らが略奪をしないという理由にあるかと思います。
信は戦場では当然、数多の敵と戦い倒してきたわけですが、戦場でないところに戦を持ち込むのは間違いだと考えているのでしょう…
血を流していいのは戦場だけ、他者から何かを奪うのも戦場だけ…
戦場でないところに戦を持ち込むのは単なる暴虐に過ぎない…
王騎や廉頗のような大将軍達も戦に勝利した後に部下達の略奪などの犯罪は許さなかったでしょうしね…
南陽の民も飛信隊は略奪しないと知っているようですし、信が中華統一の意味を語り、嬴政が考えている事を理解できたなら、信を信頼して、おそらく協力してくれるのではないかと思うのですが…
しかし、騰がいう理想郷って、どんな状態になる事なんでしょうか?
キングダム811話【公式】|騰がいう理想郷とは?
騰がいう理想郷とは?
騰は南陽を秦韓の文化が混ざり合う理想郷にしたいと言ってい
ましたが、第810話の騰の様子を見るに、それはあくまでイメージであり、しっかりとしたビジョンがあるわけでは無さそう…
中華統一はあくまで他の六国を呑み込み、消滅さねばならないというのは変わりなく、それに例外はないというのは史実が語っており、間違いなく韓という国は消えるわけで、その文化だけを残されても韓の民はそれで納得できるとも思えない…
劇的に変化させず、共生し、ゆっくりと秦の文化に馴染んでもらうとしても、歴史は変える事も消す事もできない…
騰がいう理想郷も、やはり中華統一という平和を共に築こうという両者のスタンスが無ければ不可能だと思います。
一般市民が望むもの、それはやはり平和な世界だと思います。
違う歴史と文化を持つお互いが理想を同じくするところに騰がいう理想郷は成り立つのではないかと思いますし、ならば、その理想には国や民族に関係なく利益があるなどの魅力が必要だと思えますよね…
騰はやはり、信が嬴政と志を同じくする親友であるというところに期待しているのではないかと思いますし、略奪を許さない、戦国乱世の常識に染まっていないという青臭いとも言える信の若さにも期待しているのではないかと思います!
騰は中華統一の意味を理解し、革新的な思想は持っているものの、自分は戦国乱世の常識が染みており、それに染みていない信に自分が不足している何かを補って欲しいのではないでしょうか?
信が温形の凶行にどのように対処するのか…?
次回以降が非常に楽しみです!
この記事の紹介は以上になります。
最後までお読み頂き誠に有難うございました!