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呪術廻戦270話ネタバレ|宿儺と羂索の過去が判明

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呪術廻戦270話は、2024年9月24日(火)発売の週刊少年ジャンプ43号に掲載予定です。

呪術廻戦270話のネタバレ情報が出ましたら、最速で追記していきますので、それまでは考察をお楽しみください。

呪術廻戦ネタバレ最新話270話の考察

  • 虎杖が5人目の特級術師になる?

269話では、虎杖たち高専術師が宿儺との戦いについて振り返っていました。
鹿紫雲かしもの死亡から、最後まで宿儺と戦い続けた虎杖。

今回の269話では特に言及されませんでしたが、今後、虎杖が5人目の特級術師に認定される展開はあるのでしょうか。
結論から言うと、現在の虎杖が特級術師になる可能性は低いのではないかと考えられます。

特級術師に認定される条件は明確には明かされていませんが、203話で羂索が”術師の特級が意味すること”について、言及していました。
それは、「単独での国家転覆が可能であること」です。

4人の特級術師を見てみると、単独での国家転覆が可能だと言える要素は、次のように考えられます。

  • 五条:最小限の呪力消費と無下限呪術
  • 夏油(羂索);呪霊操術で取り込んだ大量の呪霊
  • 九十九:星の怒りボンバイエによるブラックホール
  • 乙骨:五条をも超える呪力量とリカ

一方、虎杖が宿儺との戦うまでの準備期間や、戦いの中で習得した術式や能力は、次のとおりです。

  • 反転術式
  • 呪力を血液に変える力
  • 何度も黒閃を出す
  • 御厨子
  • 赤血操術
  • シン・陰流「簡易領域」
  • 領域展開(不完全)

虎杖は、強力な術式である御厨子や赤血操術を習得し、最小限の呪力消費で反転術式を行うことができるようになりました。

対人戦では1級術師トップクラスと言えるものの、宿儺のように広範囲の領域展開はできないことや、反転術式以外の呪力消費の節約ができません。

このことを考慮すると、虎杖一人に広範囲に影響を及ぼせるほどの力がないと考えられることから、国家転覆が可能とは言えないと考えられます。
そのため、虎杖が特級術師に認定されることは、難しいのではないでしょうか。

  • 宿儺や羂索の過去は明かされるのか?

269話まで描かれ、完結まで残り2話となった呪術廻戦。
その中で未だ描かれていないのは、宿儺や羂索たちの過去です。

果たして、宿儺や羂索たちの過去が明かされることはあるのでしょうか。
結論から言うと、その能性は十分に考えられるでしょう。

宿儺や羂索の過去を知る可能性が高い人物として、次の人物が挙げられます。
その人物とは、来栖華に受肉している天使です。

天使は死滅回遊をきっかけに、羂索との契約に合意したことで受肉した、1000年前の術師。
そして来栖くるすに受肉してからの最大の目的は、”堕天”である宿儺を殺すことでした。

天使がなぜ宿儺を堕天と呼ぶのかについて、未だ明かされていません。

新宿決戦が終わり、さまざまな伏線が回収されている今、宿儺を堕天と呼ぶ理由と共に、宿儺や羂索たちの過去が天使の口から明かされるのではないでしょうか。

また、264話で来栖は東堂に庇われながら宿儺の黒閃を喰らい、殴り飛ばされていましたが、269話にて東堂が登場しました。
このことから、来栖も生存している可能性は非常に高いと言えるでしょう。

以上より、次回以降、宿儺や羂索が生きていた平安時代の過去や、宿儺が堕天と呼ぶ理由が明かされるのではないでしょうか。

  • 新宿決戦の功労者はリカ?

269話で、改めて新宿決戦中の不明な点についての言及がありました。
そのほとんどに、リカが関与していたことがわかったのは大きなポイントと言えるでしょう。

リカの活躍を簡単にまとめると、以下の内容になります。

  • 乙骨の外付術式と呪力備蓄
  • 呪霊操術の暴走阻止
  • 乙骨の体を反転術式で回復し続ける
  • 高専術師たちの隠れ家として機能
  • 決戦の様子を配信で視聴できる状態を維持

乙骨の復帰にリカが関与していたあたりまでは、ある程度予想ができたかもしれません。
しかし、隠れ家としての機能や配信・視聴といった機能に関しては、まったく想定外でしたよね。

特に配信・視聴の可能については、「呪力はエネルギー」という話題にも関連しています。
リカほどの力があれば、複数のモニターに映像を出力することもできるということが示された形になっています。

このように考えてみると、新宿決戦の功労者はリカであると言うこともできると思われます

  • 安否不明の術師はどうなったのか

269話では、日車が生存していたことが判明しました。
真希や日下部の無事も確認でき、乙骨もなんとか生きていたことが明らかになりましたね。

そうなると、他にも何人かいる安否不明の術師はどうなっているのかが気になってきます。

例えば、仙台結界で羂索と戦った髙羽です。
白装束に身を包んで横たわっていた姿を見た限りでは、助からないのではないかという印象が強かったですよね。

しかし、日車や日下部といった宿儺の攻撃を受けたのに生きていた術師がいたことが269話で明らかになっています。
同様に髙羽が生きていたとしても、おかしくない条件が出てきたことになります。

他にも、桜島結界に登場した大道鋼や三代六十四もあのあとどうなったのかはっきりしていません。
家族を連れて海外に逃げると言っていた加茂憲紀の、その後どうしているのか情報は出ていませんよね。

何より、米軍に身柄を拘束されてしまった麗美たちはあのあとどうなってしまったのでしょうか。

残り2話で、彼らのその後が少しでも明らかになることを期待したいですね。

  • 残されている謎とは

268話のラストでは、乙骨を助けるという話が始まっていました。
サブタイトルが「決着」だったこともあり、宿儺関連および死滅回游のエピソードは終了したものと思われます。

ただ、死滅回游編の中で回収されなかった謎も残されています。

  • 宿儺が呪物になった理由
  • 宿儺と羂索の関係
  • 虎杖の領域名
  • 死滅回游の結末
  • 最後の宿儺の指の扱い
  • 天元のその後
  • 宇佐美とは誰なのか

ざっと、このくらいの不明点が残っています。
死滅回游については、1億人分の呪力を持った呪霊の誕生が阻止されたという形で終わったとは思われます
しかし、あれだけの騒動がどう事後処理されたのかといった詳細はまだ不明です。

また、呪いの王と呼ばれた宿儺の指についても結局どうなったのかはわかっていません。
伏黒によれば、共振によって力を失うらしいことは一応説明がされていました

しかし、そうは言っても危険なものであるという見方はされるはずです。
破壊はできないものですから、あのあとどうなったのかは気にかかるところです。

残り3話で、これらの謎がどれだけ解き明かされるのかに注目したいですね。

  • 宿儺が再び復活する可能性

268話は、宿儺が虎杖に敗れ、消滅しました。

指19本を取り込んだ状態で死亡した場合、共振の影響で残りの1本の指に魂を引き継ぐことはできないようです。
これにより、実質的に死亡した宿儺ですが、今後、宿儺が再び復活する可能性が考えられます。

呪術廻戦の世界には、輪廻転生が存在すると思える描写が、いくつかあります。

114話で漏瑚が死亡して花御や陀艮と再会した時、「再び生まれ落ちる時、我々はもう我々ではない」と発言していました。
この漏瑚の発言から、輪廻転生が実際にある可能性が浮上しました。

さらに、宿儺の双子の魂は宿儺に食われた後、巡り巡って虎杖の父、仁の元へと宿っていたことが257話で判明しています。

このことを踏まえると、宿儺が再び輪廻を通して、いずれ違った形で復活する可能性が高いと言えるでしょう。

では、もし復活した場合、宿儺は生前のような残虐非道な性格を持っているのでしょうか。
これについては、268話での虎杖の発言に手がかりがありました。

虎杖が「宿儺 俺はお前だ」「知らず知らずに呪いを持って生まれて、どんな化け物になるかは運次第だった」と発言しています。
続けて、「俺には爺ちゃんがいた」と話していました。

この発言の真意は、もし宿儺と同じポテンシャルを持つ虎杖に、祖父のような愛情深い人がいなければ、虎杖も宿儺のような残虐な行為を行なっていたかもしれないということ。

このことから、生まれ変わった宿儺がどんな人物になるのかは、宿儺の周りに愛を与える人がいるかどうかにかかっているのではないでしょうか。

とはいえ、呪術廻戦の完結まであとわずか。
もし復活するとすれば、どのような形で復活するのか、残虐非道な性格は残されたままなのか、気になるところですね。

  • 新宿決戦決着後、死滅回遊はどうなった?

268話では、虎杖が宿儺を倒しました。
宿儺の死によって新宿決戦が終結しましたが、死滅回遊はどうなったのでしょうか?

結論から言うと、268話時点ではまだ死滅回遊は終了していないものと考えられます。

というのも、死滅回遊の終了条件は、「羂索(夏油傑)と伏黒恵(宿儺)以外の泳者が全員死亡すること」であり、宿儺が死亡したとしても、死滅回遊の終了条件を満たさないためです。

では、どのようにして死滅回遊を終わらせるのでしょうか?
一つ考えられるのは、天元を復活させることです。

211話にて、羂索は天元について、次のように発言していました。

「天元は君たちに重要な隠し事をしている」「死滅回遊のーーー

このセリフから、天元はまだ作中で明かされていない、死滅回遊にまつわる重大な情報を知っている可能性が高いです。
その情報が、死滅回遊を終わらせる方法と深く関わっているのではないでしょうか。

また、244話にて、天元は小さな身体に変化しており、宿儺の肉体に取り込まれていました。
伏黒の身体から宿儺が引き剥がされたのと一緒に、天元も引き剥がされた、もしくは伏黒の肉体に取り込まれたままである可能性が高いです。

ここで、天元は不死の存在であることが、66話にて明らかになっていました。
このことを考慮すると、高専術師たちは天元を、再び生き返らせることができる可能性があります。

以上より、高専術師たちは天元を復活させることで、死滅回遊を終わらせる展開になるのではないでしょうか。

  • 宿儺はまだ生きている?

268話で、宿儺は伏黒の肉体から追い出され、消滅したように見えました。

しかし一連の流れをよく見てみると、宿儺が本当に消滅したのかは疑問です。
虎杖が宿儺にかけている言葉を確認してみましょう。

「もう一度やってみよう」
「俺だけはオマエと生きていける」

これらの虎杖の発言は、宿儺にやり直しを促しているものです。
また虎杖は、宿儺が虎杖の肉体に戻るのであれば殺さないでやるという発言も以前にしています。

これらを合わせて考えると、宿儺は虎杖の肉体に戻った可能性が浮上してきます

ただし、宿儺は「俺は呪いだぞ」という発言もしているため、性質はまったく変わっていないことが予想されます。
虎杖の肉体に戻った宿儺がどうなっていくのかは、残り3話で描かれていくものと思われます。

  • 釘崎の復活が遅れた理由

267話にて、ついに釘崎野薔薇が復活を果たしました。
しかし歌姫の発言によれば、釘崎は目覚めてからまだ間もない様子です。

なぜ、釘崎の復活には時間がかかったのでしょうか

おそらく釘崎の致命傷の原因が、真人の術式だったことが影響しているものと思われます。

真人の術式「無為転変」は、魂に干渉する効果を持つものでしたよね。
ということは釘崎の顔の傷も、顔面や脳だけでなく魂に影響を及ぼしていた可能性が考えられます

そして呪術廻戦の作中で、魂に干渉できる力を持っていたのは真人だけだったはずです。

釘崎は、もしかしたら本来修復できなかったレベルの損傷を受けていた可能性が高いと考えられるんですね。

そんな絶望的な状況から復活してきたのですから、治療や修復に時間がかかったのは自然な流れであると言えるでしょう。

  • 新宿決戦決着後の宿儺の指はどうなる?

267話では、宿儺が虎杖の黒閃を喰らい、大ダメージを負いました。

「長き戦いに終止符をーー」という煽り文からも、この黒閃が宿儺へのとどめの一撃とも取ることもできるでしょう。

では、宿儺が敗北して伏黒の肉体に居続けることができなくなった時、20本の宿儺の指はどうなるのでしょうか?

これは、次の2つの可能性が考えられます。

  • 虎杖が宿儺の指を全て食べて死ぬ
  • 乙骨の呪霊、リカに全ての指を食わせる

1つ目の「虎杖が宿儺の指を全て食べて死ぬ」は、宿儺が虎杖に受肉した当初から、高専上層部の意向で決められていたことです。

宿儺の器である虎杖が指を食べた状態で死亡すれば、食べられた指は消滅します。

そのため、虎杖が宿儺の指20本を全て食べた後に死亡すれば、宿儺は実質的に死亡したことになるでしょう。

しかし、作者の芥見先生は、「ジャンプフェスタ2020」にて、「虎杖、伏黒、釘崎、五条のうち、1人が死ぬか、1人以外全員死ぬ」と話していました。

266話では伏黒が生き返りかけており、267話で釘崎が完全に復活したことからも、五条以外の3人が生存する可能性は高いです。

となると、虎杖が宿儺の指を全て食べて死亡する展開は考えにくいでしょう。

そこで2つ目の、乙骨の呪霊、リカに全ての指を食わせる可能性が挙げられます。

乙骨は261話で、羂索の術式で五条の肉体に受肉していましたが、虚式「茈」を発動したことで術式が焼き切れて、倒れてしまいました。

この時点で死亡したかどうかは明らかになっていませんが、倒れた直後も意識を保つことができていることから、生存している可能性も十分に考えられます

また、宿儺の「解」で切断された乙骨の肉体が修復されているだけでなく、倒れた後に乙骨の姿が描かれていません。

このことから、倒れた乙骨は憂憂に回収され、乙骨が元の身体に戻っている可能性が高いです。
もしこれが実現するならば、乙骨は再びリカを制御することができるでしょう。

そしてリカに宿儺の指を全て食べさせることができれば、誰も死亡することなく、宿儺の指を処理することができます

以上より、リカに全ての宿儺の指を食べさせる展開になる可能性が、最も高いと言えるのではないでしょうか。

今後、宿儺がどのような結末を迎えることになるのか、気になりますね。

  • 釘崎の共鳴りでなぜ宿儺は領域展開できなくなったのか?

267話では、釘崎が宿儺の指に共鳴りを発動し、本体である宿儺にダメージを負わせていました。
釘崎の共鳴りを喰らったことで、宿儺は領域展開を発動できませんでした。

なぜ釘崎の共鳴りは、宿儺が領域を展開できなくなるほどのダメージを負ったのでしょうか?
その理由は、2つ考えられます。

一つ目の理由は、釘崎の共鳴りの術式効果にあります。
共鳴りの術式効果は、相手の部位に釘を刺すことで、本体の魂に直接ダメージを与えるというもの。

渋谷事変でも123話にて、分裂していた真人に対して共鳴りを発動したことで、真人本体にダメージを与えていました。

真人と同様にして、宿儺の指に対して共鳴りを発動したことで、本体にダメージが与えられたのだと考えられます。

しかし、267話で楽巌寺が話していたように、宿儺の指はいかなる物理的、呪術的ダメージにも耐える呪物です。

そんな宿儺の指に釘崎は、どうやって釘を貫通させて、さらには術式効果を通すことができたのでしょうか?

これは共鳴りによって、宿儺が領域を展開できなくなるほどのダメージを負った、2つ目の理由とも関係しています。

その理由は、歌姫の術式と楽巌寺によって、釘崎の共鳴りの威力が増強した可能性が考えられます。

220話にて、歌姫と楽巌寺は、術式の発動や舞、楽を行うことで、五条の術式の威力を増幅させていました。
その結果、五条は200%の虚式「茈」を発動することができました。

宿儺の指がある施設には、歌姫と楽巌寺がいたことからも、釘崎は2人のサポートを受けることで、術式効果を増幅させた可能性が考えられます。

こうしたことから、釘崎の共鳴りは、宿儺の指を貫通させることができ、宿儺に領域を展開できなくなるほどダメージを負わせることができたのではないでしょうか。

  • 宿儺と紫陽花には深い関係がある?

265話では、虎杖が朝顔と答えた花を、宿儺が「紫陽花あじさいだ まぬけ」と、すぐさま訂正しているシーンがありました。

「花の種類なんてわかるんだな」と言う虎杖に対し、宿儺は、「……伏黒恵の記憶だろう」と、答えていましたよね。

しかし、宿儺のセリフに「……」とあるように、少しタメがあるのがわかります。

すぐさま「紫陽花だ」と訂正した割に、少し間を空けて、自身の記憶ではないと話している点で、どこか違和感があります。

もしかすると、宿儺は元々紫陽花を知っていて、あえて嘘をついたのかもしれません。
その理由は、宿儺と紫陽花にはある共通点があり、それを悟られないようにするためです。

宿儺が生きていた奈良時代、紫陽花は人気はなく、むしろ民衆から嫌われていた花であったと言われています。

というのも、当時、花の色が変化することは、民衆に不道徳であると考えられていたためです。
そして、奈良時代の宿儺も、その異形から人々から恐れられ、嫌われる存在でした。

こういった点で、宿儺と紫陽花とのあいだには、共通点があると言えるでしょう。

このことから、宿儺は忌み嫌われる自分と紫陽花を重ねていた時期があったのではないでしょうか。
そういった過去の弱さを悟られぬように、「……伏黒恵の記憶だろう」と嘘をついた可能性があります。

今後、紫陽花と宿儺との関係と、宿儺の過去と同時に明かされるのかもしれませんね。

  • 虎杖の掌印の名前と込められた意味とは?

264話では、虎杖が領域展開を発動していました。
しかし、その際に虎杖が結んだ掌印しょういんは、宿儺のものとは全く異なるものでした。

果たして、虎杖が結んだ掌印の名前は何で、どのような意味があるのでしょうか。
まず、虎杖が結んだ掌印の名前についてですが、これは地蔵根本印じぞうこんぽんいんと言い、地蔵菩薩じぞうぼさつが結ぶ掌印です。

地蔵菩薩とは、仏教と深く関わりのある菩薩で、六道(地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道)を巡って、魂を救済する役割を担っていました。

六道の中に「地獄道」が含まれているように、地蔵菩薩はすべての地獄の魂を浄化することを望んでおり、そのために地獄にいる者の魂を浄化していたようです。

宿敵である宿儺を相手にしている点から、地蔵根本印はまさに虎杖に合った掌印と言えますよね。

また、264話のラストシーンでは、虎杖が「行くぞ‼︎」「宿儺」と言って、右腕を前に出していました。

その時の虎杖の表情はこれまで宿儺に向けていた表情とは違って、まるで仲間に向けるような笑みを浮かべています。

虎杖が結んだ掌印の意味とこのセリフから、虎杖の作戦は宿儺の魂に直接干渉することで、宿儺の魂を伏黒から引き剥がす作戦なのかもしれません。

今後、虎杖の領域を利用した作戦によって、伏黒の救出に成功するのかもしれませんね。

  • 宿儺の斬撃が虎杖の致命傷にならないのはなぜ?

257話では、虎杖の防御力が格段に向上していて、宿儺の打撃と斬撃を混ぜた術にも、ものともしませんでした。

虎杖はなぜ、宿儺の攻撃が虎杖の致命傷にならないのでしょうか。
もちろん、虎杖が強靭性に優れているというのもありますが、宿儺の魂の一部が虎杖に宿っているためである可能性があります。

257話で虎杖の父、仁には宿儺の片割れの魂が宿っていたことが判明しました。
このことから、息子である悠仁にも宿儺の魂の一部が宿っている可能性は高いです。

実際、虎杖は威力は劣るものの、宿儺の術式である「御厨子」を使用できている点でも、宿儺の片割れの魂の一部が宿っていると見ることができるでしょう。

ここで、五条と宿儺の戦いを振り返ると、五条は235話で宿儺に対し、自らを巻き込んで虚式「むらさき」を炸裂させていました。

この時、五条は茈の爆心地にいたものの、宿儺と比べても軽傷で済んでいます。
このシーンからも分かるように、自身が使用できる術式を術者が喰らった場合、従来のダメージよりも軽減される可能性が高いです。

それと同様に、虎杖も御厨子を使用できるため、宿儺の斬撃のダメージが大きく軽減されているのではないでしょうか。

以上より、宿儺の斬撃が虎杖の致命傷にはならず、虎杖が怯むことなく攻撃できている理由にも関わっている可能性があります。
今後、虎杖が宿儺にとって。生涯初の天敵となるのかもしれませんね。

  • 呪術廻戦ネタバレ最新話考察|虎杖の祖父はすべてを知っていた?

257話で、虎杖の父親は宿儺の双子の片割れの生まれ変わりであることが判明しました。
虎杖の出生についての情報が開示されたわけですが、気になるものが虎杖の祖父の発言にありました。

「オマエが子供を欲しがっていたことも、香織との間にそれが叶わなかったことも知ってる」
「だが香織が死んだのは、」

虎杖の父・仁に向けて言われていたこのセリフです。
ここからは、次のような時系列を推測することができます。

  • 虎杖香織の死亡
  • 羂索が虎杖香織の肉体を乗っ取る
  • 羂索と虎杖仁が取引または契約を交わして虎杖悠仁が生まれる

もちろん、複雑な計画の全容を知らされていたという断言はできません。
しかし、ある程度の事情は父親の方も承知の上で、虎杖悠仁は生まれてきた可能性があると考えられます。

そうなると、祖父も同じ程度の事情は把握していたのではないでしょうか

生前の祖父が虎杖に伝えようとしていたことは、そういった虎杖の出生に関わる事情だったのかもしれません。

  • 呪術廻戦ネタバレ最新話考察|虎杖は黒閃を狙って出すことができる?

256話では、虎杖が宿儺との戦いが始まってから1回目となる黒閃を出していました。

過去の戦いを見ると、虎杖は他の術師よりも、黒閃を高確率で出すことができる力を持っているのではないでしょうか。

虎杖は花御戦で、初めての黒閃を出したにも関わらず、そのまま4回連続で黒閃を発動しています。

また、後に起こった渋谷事変での真人戦では、虎杖は1回目の黒閃を発動した後、東堂の助けもあって2回目の黒閃を発動させ、真人を追い詰めていました。

このように、虎杖は一度黒閃を出すことに成功した後、立て続けに黒閃を出すことが多い術師ことがわかります。

また、257話にて登場するフレーズである「黒閃の予感」ですが、作中では虎杖のみにしか言及されていません。
このことから、作者は虎杖と黒閃に何らかの繋がりがあることを匂わせているのではないかと考えられます。

さらに、257話冒頭の五条による黒閃の説明も、虎杖と宿儺が黒閃を出した回で描かれた点で、少々意味深です。

五条の説明を元にまとめると、虎杖は他の術師に比べて、周りの環境や拳に纏わせる呪力のコントロールに長けているのではないでしょうか。
その結果、黒閃を立て続けに出すことができる可能性があります。

今後、虎杖が七海の連続記録を塗り替えるほどの黒閃を、宿儺に喰らわせる展開になるのかもしれませんね。

  • 呪術廻戦ネタバレ最新話考察|五条の黒閃連続記録

256話の冒頭で、五条が黒閃について説明していました。
五条ほどの高い実力の持ち主でも、黒閃を狙って出すことは難しいという話でしたね。

そのため、連続記録保持者は七海だと五条は言っていました。
では実際、五条の黒閃連続記録はどのくらいなのでしょうか。

「狙って出すのが難しい」ことのほかに、戦いが長引かないということも五条は理由にしていました。

そんな五条がかなりの長時間戦った相手が宿儺です。
4月4日に発売された単行本最新刊をもとに、五条が黒閃を何回打ったか確認してみました。

わかりやすかったのは第232話、宿儺に向けて放った一発です。
実はそのあと、第234話でも嵌合獣・顎吐に向けて一発放っていました。

五条の人生で、宿儺と同レベル以上に五条と戦うことができた人物はいないはずです。

なので五条の黒閃の連続記録は、新宿決戦で見せた「2回」だと考えられます。

  • 宿儺と虎杖が共振している証拠がある?

259話の東堂と冥冥の会話によると、虎杖と宿儺が共振している可能性があるとのことでした。
そのため東堂は、虎杖に作戦の一部を隠しておくよう冥冥に話していましたよね。

この対応が大正解だった可能性が、実は過去にすでに描写されています。

223話で、満象を応用して穿血を再現してみせた描写がそれです。

血液を使ったものではなかったものの、脹相が驚いていたことからあの技は穿血の動きで間違いなさそうです。

あのとき、宿儺が穿血の動きができたことの理由ははっきり描かれてはいませんでした。
しかし、259話で虎杖が赤血操術の特訓をしていたことが描写されました。

さらに259話で、虎杖と宿儺に共振が起こる可能性がある点が指摘されたわけです。

これらのことから、虎杖と宿儺に共振が発生し、虎杖が習得した赤血操術のコツが宿儺にも伝わった可能性があることが考えられます

虎杖から無意識に宿儺に情報が流れているのだとしたら、東堂の対応はまさに大正解だったことになりますね。

  • 呪術廻戦ネタバレ最新話考察|宿儺が2種類の術式を使用できる理由は?

258話では、宿儺がフーガを使用していました。
本来、術師は生得領域を一つしか持たないため、術式も1種類しか使用できません。

ところが、宿儺は使用できなくなった十種影法術を除けば、「御厨子」と「開」の2種類の術式を使用しています。
なぜ宿儺は術式を複数扱えるのでしょうか。

それは、宿儺が先天的に「開」の生得領域を持っていて、「御厨子」は宿儺の片割れを食ったことで後天的に使えるようになったからである可能性があります。

宿儺のように、胎児を食ったことで、その胎児の術式が使用できるようになった事例は、他にも描かれていました。
257話で虎杖は、呪胎九相図を取り込んだことによって、赤血操術を使用できるようになったことが判明しています。

呪胎九相図とは、人間と呪霊によって生まれた胎児の亡骸であるため、虎杖は呪力を宿した胎児を食べたことになります。

片割れの魂が虎杖仁に宿ったことで、息子の悠仁は「御厨子」を使用できることから、宿儺の片割れには呪力が宿っていたと言えるでしょう。
宿儺は呪力が宿った片割れを食べたことで、後天的に「御厨子」を使用できるようになったのではないでしょうか。

まとめると、宿儺は先天的に「開」を使用できるポテンシャルを持っていたものの、「御厨子」は片割れを食べたことによって、後天的に能力を手に入れたのではないでしょうか。

  • 呪術廻戦ネタバレ最新話考察|宿儺が負った使命とは?

253話で、宿儺は真希に「俺に使命を背負わせた奴」と言っていました。
このとき宿儺は、何かの使命感を持って真希と向かい合っていたことを意味する発言です。

では、その使命感とは何なのでしょうか。

直前で宿儺は真希に、「磨き上げるのに値するのは呪術か肉体か」という問いを投げかけていました。

呪力を持たない真希は、「肉体を磨き上げた者」と言えます。
対する宿儺は、「呪いの王」と呼ばれる存在。
つまり「呪術を磨き上げた者」です。

このように整理してみると宿儺は、「呪術を磨き上げた自分自身」を肯定するために真希を倒そうとしていたと考えられます。

宿儺が背負った使命とは、「自分自身を肯定すること」だったと言えるでしょう。

  • 呪術廻戦ネタバレ最新話考察|宿儺が虎杖に対し「お前はつまらん」という理由は?

247話では、宿儺が虎杖に対し、「お前はつまらん」と話していました。

宿儺が虎杖をつまらないというのは、虎杖が正面から正々堂々と戦おうとしないからではないでしょうか。

なぜなら、過去に「つまらん」と発言したシーンを見ると、虎杖が姑息な手段を使って宿儺と戦っていることがわかるためです。

作中で、宿儺が虎杖を「つまらん」と言った回数は、今回を含めて3回です。

1度目は、虎杖の死亡後、11話で宿儺の生得領域内で宿儺と虎杖が戦った時です。
宿儺に殴りかかるように見せて、騙すような形で地面を叩くことで足場を崩そうとした際に、「お前はつまらんな」と話していました。

2度目は215話で、伏黒に受肉した直後に戦うシーンです。
この場面で虎杖は、フェンスで宿儺の身柄を拘束しようとしたために、「お前は本当につまらんな」と言われてしまいます。

そして247話では、日車との一騎打ちの間に虎杖が突然割り込み、宿儺に殴りかかろうとした際に、再び宿儺は「お前はつまらん」と虎杖に話していました。

このように、虎杖が相手の隙を突いたり、相手の思考の裏をかこうとした際に、宿儺は「つまらん」と話していることがわかります。

つまり、宿儺が虎杖に対して「つまらん」と言うのは、虎杖が正面から戦わず、姑息な手段で攻撃をしようとするためではないでしょうか

そして、247話のラストシーンでは、虎杖が宿儺の隙を突いて背後から処刑人の剣で攻撃しようとしています。
もし今回の考察通りにいくならば、248話でも再び、宿儺が虎杖に対し、「つまらん」と言うのかもしれませんね。

  • 呪術廻戦ネタバレ最新話考察|”愛”を超えた先にいる存在「両面宿儺」

237話〜238話で、両面宿儺VS鹿紫雲の最中、2人は愛(慈愛)について語り合っていました。
237話では鹿紫雲からの「弱さを知らずに どうやって他人と関わる どう他者を慈しむ」という質問に対し、「贅沢者め」と呆れている両面宿儺の様子が描かれていましたよね。

その後「教えてやる」と明言していることから、両面宿儺は愛(慈愛)を知っている、もしくは持論があることが明らかとなりました。

その内容は238話で詳細に語られています。
以下でその詳細を振り返りましょう。

  • 「強い」という理由だけで多くの猛者が鹿紫雲に挑んで散っていった
  • 挑むという行為は「強いという理由だけで愛され、多くの猛者が鹿紫雲に愛を感じていた」決定的な証拠となる
  • それを返り討ちにした鹿紫雲の行動こそが、他でもない「慈愛」である
  • それでもなお「愛とは何か?」を宿儺に問うこと自体、鹿紫雲が贅沢者であることを示唆している
  • 両面宿儺はこれらを理解した上で「愛は下らないもの」と感じている

遡ること8話、230話の最後では「絶対的な強者 それ故の孤独 あなたに愛を 教えるのは」という言葉と共に、五条と宿儺の顔がクローズアップされていました。

これは宿儺VSよろず戦での万の発言に基づいたもので、万は「宿儺に愛を教えるのは私」と言い張っていました。

この主張は宿儺が「五条によって愛を知る」ことの伏線かと思われましたが、両面宿儺はすでに愛を知っており、むしろ五条に愛を説く立場だったことが238話で明らかになったといえます。

そして「絶対的な強者 それ故の孤独 あなたに愛を 教えるのは」とは、「”現代最強”であった五条に愛を教える存在こそが宿儺」という意味だったことも同時に明らかになりました。

宿儺は平安の世においても「呪いの王」として君臨。周りには宿儺に匹敵する実力を持った呪術師がいませんでした。

だからこそ、宿儺が本気で戦える五条は「愛を教える存在」であり、それを噛み締めた宿儺の喜びの表情が230話でクローズアップされた、と考えられていましたよね。

しかし、あの時の宿儺の表情は愛が何かを知った喜びの表情ではなく、ただ宿儺が「面白い」と感じただけであったことが238話で判明しました。

「愛などくだらん」

このように吐き捨てる宿儺。

一方で、五条は「愛ほど歪んだ呪いはないよ」と乙骨に説いていました。

五条の死後、この「愛」に対する伏線が回収され、「宿儺が愛に破れる」という展開もかなり面白いですね。

呪術廻戦ネタバレ最新話270話|乙骨関連の考察

  • 呪術廻戦ネタバレ最新話考察|「右手でゴメンね」の意味

261話で、乙骨が五条の身体に渡りました。
その際に乙骨が言っているのが、「右手でゴメンね」という言葉です。

これはおそらく、リカに向けての言葉ではないかと考えられます。

乙骨が五城の肉体を使う、最後の決断理由となったのがあのとき乙骨が負っていた傷でした。
宿儺によって、五条と同様に真っ二つにされていましたよね。

その乙骨の状態をよく見てみると、左腕が欠損しているのを確認できます。

もともと乙骨は、「リカ」と接続するための指輪を左手にはめていました。
その左手を失ってしまったため、乙骨の指輪は右手にはめられていたのです。

本当は左手に着けておくべき指環を、右手にはめることになってゴメンね

乙骨のセリフの意味は、おそらくそのようなものであったと考えられます。

  • 呪術廻戦ネタバレ最新話考察|乙骨が模倣によって使用できる術式とは?

249話では、乙骨が領域展開真贋相愛しんがんそうあいを発動しました。
宿儺の見立てによると、どうやら領域の効果は、「無制限の模倣コピーのようです。

では乙骨は今後、模倣によってどんな術式を使用するのでしょうか?
結論から言うと、次の術式が考えられます。

  • 宇守羅彈うすらび(烏鷺うろの術式)
  • 呪言(狗巻の術式)
  • 天使の術式(名称は不明)
  • 不義遊戯ブギウギ(東堂の術式)
  • 芻霊呪法すうれいじゅほう(釘崎の術式)
  • 日車の術式(名称は不明)

上記に挙げたものの中で、宇守羅彈、呪言は作中で使用しており天使のあらゆるものを消滅させる術式は、249話の宿儺の見立てから、乙骨の領域の必中術式となっている可能性が高いことが判明しています。

ここで、上記に挙げた術式の使用者は全員、肉体の一部を失っている術師、もしくはすでに死亡している術師です。

乙骨が他人の術式を模倣できる条件は、180話の石流の推測から、術式の使用者の肉体の一部を、リカが食らうことである可能性が最も高いと言えます。

このことを考えると、乙骨は東堂の右手や狗巻の左腕、天使の右腕など、肉体の一部を食べさせ、術式を発現させたのではないでしょうか。

まとめると、乙骨は今後、右手を失った東堂や、すでに死亡している釘崎、日車の術式を新たに使用する可能性があります。
乙骨が今後、どんな術式を使用するのか、注目ですね!

呪術廻戦ネタバレ最新話270話|来栖・ミゲル関連の考察

  • 呪術廻戦ネタバレ最新話考察|線の動きと点の動き

255話の五条のセリフに気になるものがありました。
「術式なし・呪力強化ありで僕とミゲルが身体能力を競ったら、線の動きなら勝てるけど 点の動きではたぶん負ける」

この「線の動き」「点の動き」とはどういう意味なのでしょうか。

「線」は点がつながってできるものですから、戦闘における「一連の動き」を意味するものと思われます。
「点」はひとつひとつがつながって線を作るものなので、「個々の動作」を意味すると考えられます。

この解釈を元に五条のセリフを言い換えると、このようなものになるのでしょう。

「呪力操作を含めた一連の動きの流れ全般なら五条が勝つけれど、個々の動作ではミゲルが勝つ」

呪力で身体を強化するということは、体の全体に過不足なく呪力をいきわたらせる必要があるはずです。
ロスも過不足もなく全身に呪力を回すという操作の精度は、五条の方が上ということですね。

一方のミゲルは、個別の動きなら五条を上回るということです。
「呪力で強化した打撃」とか「呪力で強化した防御」といった単発の威力だけなら五条以上なのでしょう。
255話でも、「宿儺の攻撃を止める」「宿儺の急所を攻撃する」などの動作はそれぞれしっかり描写されていました。

ただ、「五条を上回る力がある」ことと、「だから宿儺を倒せる」はイコールにはならないでしょう。
おそらく宿儺は、「ミゲル並みの点の動き」と「五条並みの線の動き」ができるはずです。

「点の動きなら五条以上」だけのミゲル単独では、宿儺を倒しきるのは難しいでしょう。

  • 呪術廻戦ネタバレ最新話考察|ミゲルは宿儺の黒閃の威力を無効化できる?

255話では、ミゲルの術式が判明し、呪力を退けるだけでなく、身体能力を強化向上させることができることがわかりました。

「身体能力を強化向上させる能力」という部分に注目しがちですが、「呪力を退けることができる能力」も実はとても強力であると言えるかもしれません。

なぜなら、宿儺の黒閃の威力を無効化することができる可能性が高いためです。

漫画48話で、黒閃は「打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した瞬間に、空間が歪んで呪力が黒く光る現象のこと」と説明されていました。

この説明からもわかるように、黒閃は呪力を打撃に纏わせることなしでは成り立たない技であることがわかります。

つまり、黒閃を含むミゲルに与えられる打撃は全て、天与呪縛によって呪力を持たない真希のような純粋な打撃になると考えられるでしょう。

このことから、宿儺はミゲル戦で呪力なしの体術戦、もしくは術式での戦いを強いられるのではないでしょうか。

また、読者の中には術式は無効化できないのかと考える方もいるかもしれません。

確かに、術式は呪力を生得領域に流すことによって発動するものであるため、術式を無効化できる可能性も否定できません。

しかし、ミゲルが宿儺戦に参加する条件として、宿儺の領域展開を封じることを課していました。

領域展開も術式によって成り立つものであり、ミゲルは宿儺の領域展開を恐れていることから、術式を無効化することはできないのではないでしょうか。

まとめると、ミゲルは自身の術式「祈祷の歌ハクチ・ラーナ」によって、術師最強である宿儺の黒閃を無効化できる可能性があります。

255話の最後では、宿儺が2度目の黒閃を発動していました。
今後、ミゲルが宿儺の3度目の黒閃に難なく耐えるシーンが描かれるかもしれませんね。

呪術廻戦ネタバレ最新話270話|高羽・日車関連の考察

  • 呪術廻戦ネタバレ最新話考察|高羽は術式が使えず、呪術界を引退する⁉︎

243話では、夢の舞台での漫才が終わった途端、高羽は白装束の服装で、仰向けで倒れていました。
最高の相方である羂索が首を斬られた時でさえ、彼は微動だにしません。

それほどまでお笑いの欲求が満たされた高羽は、これを機に呪術界を引退するのではないでしょうか。
なぜなら、高羽との戦闘中に羂索は、高羽のお笑いの欲求を満たさぬ限り、戦いが終わらないと推測していたためです。

例えば、食欲が満たされれば、それ以上食べ物を必要とはしませんよね。
それと同様に、お笑いへの欲求が満たされれば、それ以上周りからウケようとは思わないでしょう。

そして現在、夢の舞台で笑いを掻っ攫ったことで、高羽のお笑いへの欲求は満たされています。
それゆえ、「自分がウケると思った想像が現実化する」高羽の能力は、しばらくの間使えないでしょう。

また、宿儺との最終決戦も同時刻に行われているため、この先高羽が再びお笑いへの欲求を持ったとしても、その時にはもうすべての戦いが終結している可能性があります。

このことから、高羽は今後の物語で戦うことはなく、呪術界を引退することになるのかもしれません。

  • 呪術廻戦ネタバレ最新話考察|日車が虎杖に処刑人の剣を渡すことができた理由

247話では、日車が処刑人の剣を虎杖に渡していました。

日車が虎杖に処刑人の剣を渡すことができたのは、日車が反転術式の使用を封じるという縛りを、自身に課したからではないでしょうか。
なぜなら、術式を他人に譲渡することは前例がなく、呪術界ではイレギュラーである可能性が高いためです。

術式は本来、術師の生得領域なしには成り立たないものであるため、他人に術式を譲渡することは本来できないはずです。
しかし、それを可能にし得る唯一の方法が、作中にはあります。

それは、術師本人に何らかの縛りを課すことです。

実際に、宿儺は領域展開の際、閉じない領域を使用することで相手に逃げ場を与える代わりに、広範囲にまで領域を広げるという、縛りを応用した戦法を利用していました。

本人の術師としての才能が必要にはなるものの、宿儺のように呪術界では非現実的な手法や戦法は可能であることがわかります。

日車は、五条悟にも並ぶ術師としての才能があるため、縛りを使用することで術式を他人に譲渡することができる可能性は十分に考えられます。

では、仮に縛りを課したとして、何を対価に処刑人の剣を虎杖に渡したのでしょうか。
それは、反転術式の使用を禁ずることだと考えられます。

日車は247話で、反転術式を使用することができるようになりました。
反転術式は術者の脳が破壊されない限り、使用することができます。

つまり、日車は宿儺に腹を切られたものの、反転術式を使用すれば回復することができるはずです。

しかし、日車は自らを回復することなく、虎杖に処刑人の剣を託したことや、虎杖に「それでいい」と呪いの言葉のようなものを残して倒れてました。
このことから、日車はおそらく、ここで死亡することになるでしょう。

今回の日車の行動は、反転術式を使って自身のダメージを回復することよりも、虎杖に処刑人の剣を託すことを選んだように見て取れます。

自身よりも術師としての経験がある虎杖に処刑人の剣を託すことで、少しでも勝率を上げようと、日車は考えたのではないでしょうか。

まとめると、日車が虎杖に処刑人の剣を手にすることができたのは、反転術式による回復を封じるという縛りを設けたことでできたためである可能性があります。

今後、虎杖と日車の、宿儺を倒す作戦の全貌が明かされることになるでしょう。

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