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ハンターハンター最新401話のネタバレと感想!ネテロの娘が登場し、月光が差し込む!

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ハンターハンター最新401話についてこの記事をご覧いただきましてありがとうございます。

第5王子・ツベッパの私設兵・ロンギ

舞台は新大陸に向かうブラックホエール号の船内。ここではカキン帝国の王位継承戦が同時に行われていた。10名以上のカキン王子、その配下のマフィア勢力、幻影旅団以外にもハンター協会の面々が乗り込み、各々の思惑と殺意が入り乱れていた。

今回401話ではクラピカによる念能力者の選別作業の続きが描かれます。

第5王子・ツベッパの私設兵・ロンギという女が、新たにクラピカの選別対象となります。このロンギは見る人が見れば念能力が使えることは明白だった。第1王子・ベンジャミンの私設兵・ヒュリコフも「隠れ念能力者」とお見通しで、部屋から出てきた後のロンギの出方に注目していた。

ロンギの念能力・ゲッコウジョウレイ

ロンギは部屋に入ると開口一番、「水見式は不要です」と念能力者であることを素直に自白する。そして念能力・透明言葉(ゲッコウジョウレイ)を開示して、自分は暗殺犯ではないと潔白を証明してみせる。

ちなみに、クラピカたちは11人いる(サイレントマジョリティー)という某元アイドルを模した念能力の襲撃にあって、既にウド鈴木風の何名かが暗殺されています。この念人形はヘビを使って攻撃してきたりしてました。クラピカ周りは現在この犯人探しの最中でもあります。

ロンギの透明言葉(ゲッコウジョウレイ)は、特定の契約をお互いに結ばさせることができる念能力。この契約を守れば同念能力を相手に一度だけ付与し、逆に守らなければ強制的に1週間の絶を強いるというもの。

自発的にサインさせる条件しかないためハードルは低め。契約を守らせても自分の能力を一度だけ貸与するだけに留まるため、見返り(1週間の強制絶)があまりにデカい。ぶっちゃけバランス悪くね?と思ったりしますが、クラピカも思わず欲しがるレベルだった。

ロンギはビヨンド・ネテロの娘だった

ロンギが持ち出した契約とは、第5王子・ツベッパとの和平契約。お互いの王子・王妃・所属兵を攻撃し合わない、という至って普通の内容。しかし、王子・ツベッパはロンギが念能力者であることは知らなかった。ゲッコウジョウレイを使っての交渉は、あくまでロンギの自発的な意思。

何故なら、ロンギには別の個人的な「本当の計画」があったから。クラピカも「随分と話が入り組んでいるようだが…」と不信感を強めるが、ロンギは揺らぐことなく意思は固かった。そしてロンギは本当の計画を話す前に、衝撃的な事実をクラピカに告げる。

それが自分は「ビヨンド・ネテロの娘」ということ。

◯ビヨンドネテロとは?

ちなみに、ハンター協会会長だったネテロは「アイザック・ネテロ」。

(HH34巻 ©冨樫義博/集英社)

このネテロ会長の息子が会長選挙後に突如として現れたビヨンド・ネテロ。だからネテロ会長からすると孫娘にあたるわけですが、ビヨンドは暗黒大陸に向かうためにブラックホエールにも乗り込んでおり、探検隊の総責任者としてホイコーロ国王に一任されています。

このビヨンド・ネテロの仲間として元十二支んのパリストンなども参加しています。

ビヨンドが仕組む30年前からの策略

衝撃の事実にクラピカも思わず驚くが、ロンギに続きを喋るように冷静に促すと、ビヨンドが30年前から仕組んでいた計画を話し出す。

ビヨンドは既に30年前からカキン帝国で暗躍しており、若い上級兵士を捕まえては息がかかった女と何名も結婚させていた。この女とビヨンドの間に生まれた子供が最低でも10名以上存在し、上級兵士側はビヨンドとの子供と知った上で育てていた模様。

ビヨンドの遺伝子を継承しているだけあって、ロンギは産まれたときから念能力が覚醒するほど戦闘能力は恵まれていた。その後、ロンギを筆頭としたビヨンドの子供たちは王立軍学校に入隊させられてメキメキと頭角を現し、王子の側近護衛に就くなど現在に至る。

まさにビヨンド・ネテロはカキン帝国の乗っ取り…正確にはカキン帝国による世界統一を裏で画策していた?

ちなみにカキン帝国の歴史を振り返ると30年前に革命が勃発し、帝国社会主義から議会制民主主義にシフトして近代国家の仲間入りしたと言われていましたが、30年という数字を考えると、この革命の背景にビヨンドが絡んでいたことは想像にかたくないか。

ビヨンドがかけた邪悪な呪い

ただし、ロンギたちにとってビヨンド・ネテロの計画は生易しいものではなかった。

何故なら、ロンギたちは「ビヨンドの捨て駒」でしかなかったから。実はロンギといった子供たちは、ビヨンドから【強烈な呪い】が掛けられて産まれていた。ロンギが最初から念能力が使えた理由も、ビヨンドの呪いによる副次的な効果でしかなかった。

壺中卵の儀をキッカケに、ロンギはビヨンドの他の子供達と知り合うことができた。そこで偶然にも全員が「とある場所」に共通した印があることを発見する。それをカキン帝国内の高名な念能力者に見せると、それは死後に発動する邪悪な念が取り憑かれていると告げられる。

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この印とは舌の裏に隠された【謎の目】。これがロンギたちの能力値を大きく高めていたものの、まさに呪いの印。ちなみに、2017年発売のコミックス35巻の作者の自画像が「目」でしたが、8年以上前から考えられていた展開ではあるのでしょう。

王子たちを殺すための詛贄者

この呪いの印は「詛贄者(そえもの)」と表現するのは、とある高名な念能力者。ロンギたち詛贄者が死亡することで、更に強化された呪いが実体化してビヨンドが狙うターゲットを呪い殺す。はんぜう…もといゲンスルーも真っ青の、まさに時限爆弾。

ビヨンドが狙うターゲットとはカキン帝国の王子たちとなるものの、ホイコーロ国王がとにかく子沢山だったことも手伝ってか、詛贄者の人数も雪だるま式に増えていった。ロンギ曰く、まさにビヨンドの呪いを代行する大量の駒が、今まさに船内では蠢いている状態。

人生の目標を弄んだ狡猾なビヨンドに怒りを覚えるものの、ロンギはそれだけビヨンドが「王位継承戦の完遂」を目論んでいることを確信する。ビヨンドの目的はあくまで暗黒大陸の制覇ですが、ホイコーロ一族の蠱毒で生き残った最強のカキン王子がその冒険に役立つことは明白。

パリストンが大量のキメラアントの卵を保有しているように、ビヨンドは戦力の強化の一環を企んでいる感じか。

カキン王子にもビヨンドの子供が?

ただこれは同時に、ビヨンドが蠱毒で生き残ったカキン王子が自らの仲間になると確信しているということ。何故、ビヨンドはそこまで確信を持てるのか?

それはまさに「ビヨンド自身の子供」だから。

つまり、ビヨンドは各王子を守る兵隊に自らの子供を送り込んだだけではなく、ホイコーロの正室を孕ませて王子そのものも産ませていた。ホイコーロ国王自身が知っているかは定かではありませんが、この王子にも何らかの呪いが刻まれているか。

だから突如として始まったカキン継承戦ですが、それはビヨンド・ネテロの戦力強化のため、ひいては暗黒大陸編のためだったことがおぼろげながらようやく見えてきたカタチ。継承戦に参加できる王子の条件も「正室の子(父親は問わない)」だったのもビヨンドを絡ませる伏線だった。

父・ビヨンドへの復讐

しかしロンギとの論議があまりにも長いため、クラピカを心配した第3王子・チョウライの私設兵がノックして安否を確かめてくる。クラピカは怪しまれないよう即座に対応して、あくまで交渉条件が折り合わずに長引いているだけ、後で詳細は説明すると応じる。

第1王子・ベンジャミンの私設兵ヒュリコフはオーラの乱れが見られないことからクラピカへの不信感は強めないが、それでもロンギのオーラの強さから「暗殺犯のヘビ能力者」と思い込んでいるため疑念の色は強まるばかりだった。

再び部屋の中に戻ったクラピカはロンギとの論議を再会する。ロンギは改めて和平協定の中身を説明し、能力の付与条件が「カキン王子の中からビヨンドの子供を見つけ出すこと」と提案する。クラピカは強制絶を強いる念能力に魅力を感じ、ロンギの提案に応じる。

そして最後にロンギは自らの本当の目的を語る。

それが「ビヨンドの血を引く王子の抹殺」。親への愛情を求めたことはなかったロンギだったが、ただ一方的に無言で捨て駒扱いされた行為は許せなかった。父親ビヨンドが求めさえしてくれれば喜んで死んだのに。

クラピカ有利の状況が進む?

無事ロンギとの契約が成立したクラピカたちは部屋から出てくるが、ひとまず「第5王子との和平協定は条件がまだ折り合わない。協定の内容について共有できるかについても意見が分かれている」と周囲には誤魔化した。

何故なら、密室の中では個別で詳細に説明できるから。実際、最後に招き入れたのが第3王子・チョウライの私設兵だった。このまま中立派・穏健派を更に取り込めば、クラピカたちにとって有利に展開を進めることは容易だった。

これは第1王子・ベンジャミンの私設兵・ヒュリコフもお見通しだった。しかも、部屋から出てきたロンギの目からは涙の跡が見えたことも混乱に拍車をかけた。頭の中で思案をいろいろ巡らせるものの、何一つとして根拠がない現状で強権的に調べてもベンジャミン側に不利に働くだけ。

退屈な膠着状態に匙を投げそうになるが、隣の同じく私設兵のバビマイナだけは何かを感じ取っている様子。

ついに動き出すビヨンド・ネテロ?

一方、ビヨンド・ネテロはハンター協会によって拘束されていた。ビヨンドの動向を監視している十二支んのカンザイだった。ビヨンドは全ての本を読み終えたのか、退屈そうに物思いに耽っていると「新しい本をくれるか?」とカンザイに要求する。

しかし「小説でも書いてろ」と返答すると、ビヨンドは「いい考えだな。ペンと紙をくれや」と新たな要求をするものの、カンザイは「防犯上渡せない」とやはり突っぱねる。ビヨンドは笑いながら「防犯上か…オレがその気ならこの本でお前さんの頭を吹っ飛ばせるぜ」と悪態をつく。

ロンギの話を聞いている限り、おそらく冗談には聞こえませんが、カンザイも負けずに「他に何かリクエストはあるか?言うだけなら何でも言ってくれ」と余裕しゃくしゃくに応じる。そうするとビヨンドは「話したい奴がいるんだが連れて来てもらえるかい?」と頼む。

果たしてビヨンドが会いたい人物とは誰なのか?話の流れ的に自らの血を引く子供の誰か?といった場面でハンターハンター401話は終わります。

ハンターハンター最新401話ネタバレ感想まとめ

以上、ハンターハンター最新401話のネタバレ感想でした。

幻影旅団とはガラッと展開が変わりましたが、ビヨンドが登場したことでストーリーが大きく進みそうな予感。今回も10話単位(コミックス1冊分)でストーリーが描かれるとしたら、ビヨンドのクダリが始まると考えるのが自然でしょう。この過程でカキン王子の選別も進んでいく感じか。

ロンギの強さを考えると、ビヨンド・ネテロの子供とされるカキン王子はやはり相当の手練れのはず。そう考えると、候補となるのは上位の王子である可能性が高いはず。ビヨンドの邪悪さも踏まえると、やはり最近になって念能力に目覚めたツェリードニヒあたりが最有力か。

さすがにクラピカが護衛する最近生まれたばかりのワブルではないでしょうが、カキン継承戦では確実に一人を残してそれ以外は死ぬというフラグがより強固になったため、やはり残すのであればツェリードニヒになるのか?

だから王子やその私設兵の存在に特に大きな意味はなく、いつも作中では「第◯王子」といった具合で数字で呼ばれてる理由もそういうこと。いずれすぐ死ぬから覚えなくてもいいよ、ということ。

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