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終末のワルキューレ94話感想考察|沖田総司武士道に開眼!

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終末のワルキューレ94話感想考察についてこの記事をご覧いただきましてありがとうございます。

本物の武士



天魔返・八雲の直撃によりズタズタにされてしまった沖田…

おそらく、普通の人間なら二度と立ち上がれないような致命傷になっているかと思いますが、それを証明するかのように、沖田は走馬灯を見ているようですね…

まだ子供だった頃…

沖田は近藤の天然理心流道場にいたわけですが、やはり少年時代からその強さは群を抜いていたようですが、その有り余る闘争本能を全く制御できていなかったようです。

その日は近藤に連れられて出稽古に出ていた様ですが、出稽古先の門下生を滅茶苦茶にしてしまった事により、近藤に申し訳ない気持ちでいっぱいな様子…

鬼子が発動すると、完全に自制できなくなり、気づいた時には相手に大怪我をさせてしまっている…

沖田の師匠に当たる近藤は無論、出稽古先の道場主からこっぴどく叱られるわけですが、沖田は近藤に迷惑をかけてしまう事に謝る事しかできない自分が情けなくて仕方ないみたいです。

また、そういう事件を度々起こしてしまっているようですが、近藤はお前を引き取るときにお前の鬼子も含めて全部引き受けると自分が決めたのだから、何も気にしなくていいと沖田に笑顔を見せる…

沖田はその言葉と笑顔に救われていたようですが、やはり自分は人殺しであり、近藤のような立派な武士にはなれないという…

武士は強ければいいと思っていないだけ、沖田は武士の精神を持っているように思いますが、それを体現できない、自制できないという心の弱さを嘆いているようにも感じられますが…

近藤は沖田に武士の武とは何かわかるかと尋ねますが、沖田は敵を殺す力だと答える…

しかし、近藤のリアクションを見て、すぐにそれが正解でない事を悟りますが、それに正解などはないでしょう…

近藤は沖田に自分は常々思っている事があると言い、それは己が信念に命を懸け、最期は笑っている事ができる者が武士だと思っていると教える…

今はわからなくても、いつか必ずわかる時が来ると…

沖田はその時に近藤に自分も近藤がいう本物の武士になると約束したようです。

人間が死の間際に走馬灯を見るのは過去の記憶から死を回避する術を見つける為だとか言われていますが、沖田の場合は、この約束が間近に迫る死を乗り越える術となったのかも…

今、沖田はスサノオの前で全身ズタズタの状態で自分から流れ出た血の海に倒れており、スサノオも勝利を確信しているようですが、近藤はまだ沖田が立ち上がってくるという予感いや確信があったのか沖田の名を叫ぶ!

それに応えるように、沖田は立ち上がり、まだ近藤との約束を果たせていない…

また、今度こそすべてを出し切るまで自分はまだ散れないとスサノオに闘志を剥き出しにする!

沖田の信念とは、近藤との約束を果たす事にあるようですね!

無念の最期



沖田総司は戦いで散るのではなく労咳という病で他界していますね…

沖田は成長し、新撰組一番隊組長となり、幕末最強の剣士と謳われるまでになっていますが、武士が道半ばにして病で他界するというのがどれほど悔しい事なのかは、これまで沖田や近藤勇が口にしています。

また、先の約束というのを知れば沖田はその約束を果たしていないと思ったまま他界しているものと思われ、それは今の沖田の原動力にもなっていそうですが…

沖田は慶応四年から始まった戊辰戦争に参加できていない…

不完全燃焼もいいところだと感じますが、本人は病で激しい動きなど絶対にダメな状態の中、近藤達の役に立ちたいと、無理をして剣を振っていたようです。

しかし、少し無理をすればすぐに大量に吐血するという有り様…

近藤達を想い、沖田は吐血しながらも一人剣を振り続ける…

日に日に弱り、身体の一部と言える刀さえ重く感じられるようになり、沖田は自分の運命を呪ってもいるような雰囲気ですが、その時は突然にやってくる…

沖田はついに限界を迎えて倒れますが、その死の間際、沖田の精神世界に『鬼子』が姿を現す!

沖田は以前から鬼子と見えていたようですが、彼こそ沖田の闘争本能そのものであり、沖田に強さを与えてきた存在とも言えますが、その代償に沖田の体を蝕み続けてきたようです。

鬼子は痩せ細った沖田を見て、そろそろかと呟き、また、残念だと沖田に死を告げているようです。

沖田は鬼子に自分はもう死ぬのか?
まだ近藤との約束も果たせていない…
だから、まだ生きたいと懇願します。

しかし鬼子はもう無理だという。

お前の体はボロボロで、もう一緒には戦えないと…

沖田は鬼子にまだ剣を振りたい、みんなの役に立ちたい、約束を果たしたい、だから生きたいと更に懇願します。

しかし、もう命の終わりは来ており、沖田は仲間達が自分に背中を向け行ってしまうという幻影を見て、泣きながらその生涯を終えたようです。

近藤は信念に命を懸け笑って散る者こそ本物の武士だと言ったわけですが、沖田にこの時、何らかの信念があったとしても、笑って散れていないわけですから、沖田はやはり約束を果たせなかった…

そう考えると、このラグナロクの闘士に選ばれた時、沖田は何よりも約束を果たすチャンスを与えられた事に喜びを感じたのではないでしょうか?

また、これがもう本当に最期のチャンスだという覚悟もあるでしょう!

信念無き者が己の限界を超える事などできないはず…

約束を果たす条件…

後は笑って散るだけという事になりますが…

鬼子・散



まだ闘えると血の海から立ち上がった沖田…!

どう見ても立ち上がれるような状態には見えないですが、これが本物の武士の精神力だと改めて感じさせられるシーン!

新撰組のメンバーは湧き立ち、人類側観客席からも熱い声援が響いていますが、沖田の目の色に変化が出ているようです。

これまで鬼子発動の際には赤い光を放っていますが、今はそれが青くなっている…

沖田は自分の中の鬼子に、今の身体はあの頃とは違う…

今なら全て出し切っていいんだ…

だからキミも、今度はありったけの力を出していいんだ、と!

鬼子は、これ以上はスサノオを倒せたとしともお前も死ぬぞと警告しますが、沖田はそれが武士だからと笑って応える!

鬼子はそれを面白がり、ならオレもお前と一緒に散ってやるよと言って、二人は一つになり、全て出し切ると叫び、剣圧を解放する!

闘技場全体を包み込むような巨大な剣圧!

新撰組メンバーは沖田の目の青は新撰組の色だと歓喜し、近藤はそれを見て、涙を流しながら、オレは信じていた、沖田はいつか誠の本物の武士になると叫ぶ!

鬼子と完全に一つになった沖田の状態は『鬼子・散』!

命そのものを剣圧に変換しているのではないかとも思えますが、おそらく動きもこれまでとは比べ物にならないくらいに速いのではないかと思います。

それを間近で見たスサノオは涙を流しながら、報われたと呟く…

高天原を降り、ひたすら剣を振り続けてきた孤独な日々が…

いつか使う事を夢見て研鑽してきた剣術が…

今、報われる!

そして確信する!

自分の神生は今この時の為にあったのだと!

これはスサノオにも、今まで以上の何かがあると言う意味に感じられますが、それはおそらくスサノオも自分の命を完全燃焼させるような技なんでしょう…

人間の命VS神の命!

終末のワルキューレの世界…あの世と呼べる世界では神も人も不死に近いものかと思いますが、それでも魂の消滅という死は存在する…

勝てば生き残れるわけですが、二人ともそれは微塵も考えていない…

正直、最早勝敗などどうでもいいというレベルになってきていますが、初めての相討ちというような結末もありそうな気がしてきましたね!

次回はおそらく決着となるでしょうが、この戦いに勝者は存在するのでしょうか!?

この記事の紹介は以上になります。

最後までお読み頂き誠に有難うございました!

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