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キングダム816話予想 についてこの記事をご覧いただきましてありがとうございます。
騰ではなく信が檄を飛ばす?
第815話では韓軍総大将・洛亜完が決戦を前に全軍の士気を上げる為に檄を飛ばしていましたね…
その内容は侵略者・秦軍から自分達の家族を守る為に戦えというものであるわけですが、洛亜完自身そういう想いで指揮を執っていると言うのもあるかと思いますが、やはり、秦軍は自分達から大切なものを残らず奪おうとしているという事を強く刷り込み信じ込ませる事で士気をあげようとしているように感じられます。
敵は極悪の徒であると思い込ませる方が兵士達を精神的に追い込み、追い込んだ方がより力を発揮しやすいというのは戦場においては常識だろうかと思いますが、洛亜完は少しオーバーにそれをやっているように感じられますね…
これは、あまりにやりすぎると敗色濃厚になったような状況において、味方が敵に降伏しにくくするという効果もあるかと思います。
韓兵は、降伏したなら、自分の家族を見捨てるのと同じ事になりますから、やはり意地でも降伏しないという事になり、戦いが泥沼化して互いに悪戯に被害が拡大してしまう可能性も高いかと思われます。
普通、敵の総大将が檄を飛ばしているなら、対抗して同じように総大将が檄を飛ばすものだろうと思いますが、騰はそんなパフォーマンスをするタイプではないように感じられます。
また、騰は信を非常に高く評価し、信頼しているようですが、それらを踏まえて考えるに、騰は信に檄を飛ばすように指示するんじゃないかと思うんですよね…!
洛亜完が味方を煽っている状況に対して、自軍も士気を上げねばならないわけですが、悪戯にこれ以上刺激したくもない…
しかし、南陽での信の振る舞いを騰は知っているでしょうから、信に想いのまま話していいという指示を与え、信ならば敵を悪戯に刺激せずに自軍の士気をあげてくれるだろうという確信的な期待をしているのではないかと思います。
また、信にもそろそろそういう経験をさせておいた方がいいというように騰は考えているのではないかと思います。
騰はこの戦で信を鍛えて六将候補に近づけ、戦後には推薦するつもりなんじゃないかと考えているのですが、そうだとしたら、やはり信に檄を飛ばさせるだろうと思いますね…
また、何だか騰はなかなか戦いを始めないような気がするんですよね…
秦軍は時がくるまで動かない?
洛亜完の檄の内容は秦軍を残忍冷酷な侵略者だとするものであり、秦軍もその影響を受けてイライラしているものも少なくないでしょう…
お互い、勝つ為に戦うわけですが、やはりそれには身体が戦いたい欲求でウズウズしているだろうと思います。
過去にも書かせて頂きましたが、騰はやはり両軍ともに最小限の被害でこの戦いに勝ちたいはずだと思います。
おそらく、博王谷あたりを討ち取るようなくらいは激しい戦いはあるかと思いますが、騰は本当に最小限の戦いしか許可しないのではないかと思います。
南陽では騰は機が熟すまで動かないと決めて実際、本当にそうだったわけですが、それなら今回も同じ様に簡単には動かないという可能性は高いかと思います。
しかし、両軍共に一刻でも早く決着をつけたいだろうと思いますが、それをすると両軍ともに甚大な被害を出すのは間違いなく、それだと勝っても胸を張って勝ったとは言えないように思いますので、騰はここぞという時だけ、被害を計算しないような戦い方をして、退く時にはさっと退くというような戦い方をするのではないかと思いますね…
というのも、やはり騰が戦に勝つというよりは韓という国を滅ぼし秦がそれを併呑するという事に対する切り札をちゃんと用意しているというのが大きいような気がするんですよね…
その切り札とは、やはり寧公主であるわけですが、騰は使者・条正に一体どんな伝言を託したのでしょうか?
やはり、韓非子の弟子だった2人ですから、秦の理想についての内容だろうと思うのですが…
寧への伝言は?
騰が条正を使者としたのは、条正が韓国内でも実績が高く評価されている文官であり、また、彼が韓非子の弟子だったからだろうと思いますし、おそらく条正は秦の理想…中華全土を統一し巨大な法治国家を作るという意味を理解しているからだろうと思います。
韓非子はその思想に賛同するような言動は見せていなかったわけですが、法家の思想を学ぶ者達からすれば秦の理想は法家の理想だと感じられると思います。
また、現に南陽は半年という短期間でそのモデルケースとして機能し、周辺都市に援軍の出し渋りをさせるという影響力を発揮している…
法の下には上は王から下は下僕までが平等だという事を南陽では実現しているわけですから、それを証拠として条正が寧にそれを訴えれば寧の心も秦に寄るのではないかと思います。
数百年に及ぶ戦乱の時代を終わらせる為には誰かが中華を統一しなければならないのは誰もがわかっている事でしょうし、その後に理想の法治国家誕生があるのだとしたら、法家思想を持つ人間からすれば、今回の様な戦は無意味かと思います。
何に価値があるかと考えるに、国の存続よりも民の幸福にこそ価値があるはずで、無数に存在する思想も突き詰めれば人間が幸福に生きる為の方法を追求したものであるはず…
騰は寧にそれを伝え、寧がそのように動くと確信して条正を送り込んだものと思いますし、それが騰の切り札なんだろうと思いますね…
韓中央が降伏を決断し、それにより被害が最小限に済むように騰はこの半年間は練兵や理想郷実現だけではない、その準備をしてきたのではないかと思います!
この記事の紹介は以上になります。
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