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ハンターハンター407話|交渉開始!

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第4王子の私設兵・ボークセン

第9王子・ハルケンブルグの葬送が船内で大規模で行われていた。

HH38巻 ©冨樫義博/集英社

そこには第4王子・ツェリードニヒの私設兵たちの姿もあった。ちなみに全員ナントカ坂系の曲名をもじってるキャラ名らしい。他の正規の王立軍と共に葬儀の特別警戒にあたらされていた。しかしながら、画像中心にいるボークセンの姿が忽然と消えてしまっていた。

他の仲間は急な配置換えの可能性なども考えるが、特別警戒中に何の連絡もなしに姿を消すことは考えにくかった。特にキャリア志向をまだ捨てていないボークセンが、重大な任務の最中に身勝手な単独行動を取るはずもない。

ボークセンを拉致したのはやはり?

つまり、ここから導き出さられる答えは「拉致」。とりわけ第4王子・ツェリードニヒを裏切って抗争を水面下で仕掛けているエイイ組の可能性が濃厚だった。これだけ人混みも多い中、複数人のチームから特定の誰かを容易することは想像するまでもなく容易だった。

しかしボークセンが誰かが捕まった場合、「誰にも一切の助けを求めない」というあらかじめ決めていた掟がそれぞれの判断を躊躇させる。第9・ハルケンブルグの葬儀の厳戒態勢が終わるまで、第4・私設兵たちは身動きが取れないでいた。

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そして、実際にボークセンはエイイ組に拉致されていた。ボークセンが目を開けると、目の前にはエイイ組の組長であるモレナが座っていた。そこは第4王子の私設兵たちがずっと探していたエイイ組のアジトだった。

交渉ゲームの始まり

お互い軽く挨拶を交わすと、組長モレナは「仲間になってほしい」と早速持ちかける。ボークセンは周囲の状況を冷静に観察しつつ、自分は何かしらの念能力によって拉致されたと結論づけるが、分からないことが多すぎるため慎重派のボークセンは「条件次第」と答えをはぐらかす。

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モレナは焦っているのか早急に結論が出せるように「交渉ゲーム」を始めることを提案する。親のモレナは7枚、子のボークセンは5枚のカードを保持。お互いが相手のカードを選んで墓場に捨て、【最後に残ったカード】が相手の選択肢となるというゲーム。

このカードには「YES」「NO」「どちらでもない(離脱)」などがあり、モレナ側には「これからの目的」「能力の詳細」などを説明させるカードがあった。つまり、もしボークセンがYESのカードを引いてしまった場合、問答無用でモレナの仲間に入らなければいけないというもの。

ボークセン vs モレナの結末は?

ただボークセンは思案する。

何故なら、相手にカードを選ばせるというシステムである以上、モレナ側がイカサマできる余地が残されていたから。モレナのあらかたの説明が終わると、ボークセンは核心部分をついた質問を投げかける。それに答える仕草や表情で真実を語っているか見極められたから。

結果、モレナ…ないしエイイ組は少なくとも「イカサマはしない」という確信を得る。しかしモレナから感じ取った底深い怒りに、思わずボークセンは身震いする。自信と敬意に満ち溢れるモレナが、一体何に怒っているのかボークセンは皆目見当がつかなかった。

しかし、第4王子・ツェリードニヒを裏切った仇敵が目の前にいる以上、周囲が全てエイイ組に取り囲まれている以上、ボークセンは交渉ゲームから逃れるわけにはいかなかった。そして、「子のカードは自分で選ぶ」という条件でモレナの提案を受け入れる。

果たして、第4私設兵のボークセンはエイイ組・モレナに勝つことはできるのか?モレナの目論見は成功するのか?という場面でハンターハンター407話は終わります。

ハンターハンター最新407話ネタバレ感想まとめ

以上、ハンターハンター最新407話のネタバレ感想でした。

もう少し幻影旅団の展開が続くのかと思いきや、まさかの第4・ツェリードニヒの私設兵たちが再登場。しかも、エイイ組の組長・エレナとのカードゲームでまるまる1話分が消費されるという展開に少し苦笑いも。

おそらく次の408話で決着するはずなので、今回はその内容はかなり端折りました。数話も続かないはずなので読者としても考察する余地も時間的になさそうですし、おそらく広がるものでもないでしょうから。

ただモレナはコミックス表紙に選ばれるぐらいですから、今後も重要な立ち回りが与えられたキャラクターの可能性も高い。今後も交渉ゲームとやらで戦力を拡大していく可能性も高そう。いずれケツモチだったツェリードニヒとの直接対決なんかも見られるか。

しかしモレナの能力は「念能力の開花」ですから、既に念能力を開花させてるツェリードニヒと戦う意味はなさそうか。どのみちモレナの立ち回りも展開の触媒になっていくか。とりあえず次の408話は交渉ゲームでボークセンが敗北して操られる感じか。

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